おや?親のとびら

親も子も変われる!

2022.11.26 [GAOのつぶやき,おや?親のトビラ,未分類,親育ち]

みらい学舎の太田佳代子です。
保護者面談をしていると、時に親カウンセリング?!の時間になっていることしばしば。
私自身が、た~くさん悩み、失敗し、乗り越えてきたことを、体験談として話しています。
 
保護者の方々からの訴えは、
☆どこまで介入してよいのか?
☆子どもの成績を見て親の方が一喜一憂
☆親子喧嘩勃発
☆ゲームやスマホに夢中で勉強量が減った!で不満
☆他愛もない話はするけれど、受験や進路の話になると話してくれない
☆昼夜逆転ぎみの我が子
☆学校を休みがちに
☆子にはある程度の学歴を、と願うが・・・
☆勉強も部活動も、何に対しても宙ぶらりん
 
かつての話題も含め書き出してみると、本当にいろいろあります。
子どもも違えば親も違うので、細かく伺えば伺うほど、状況は様々。
対処方法は個別に考えなければならないのが現実です。
 
しかし、親子の関わりの普遍的な事柄はあります。
そこをおさえていけば、個別の課題や問題も、状況は変化していくものです。
 
私はかつて、以下のような思考を、くり返しトレーニングしていました。
 
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「親(私)の不安・不満の感情はどうして出てくるのか?」

 
~~「子どもがやらないからでしょ」「子どもができないからでしょ」
と考えちゃいますが~。
 

本当にそうだろうか?
(と、あえてここで疑問をもってみる)

 
例えばその結果、
子どもが勉強をしないのを見て、親(私)のこれまでの経験をベースに考えると「これはまずい!」となり、結果、親(私)が不安・不満の感情(自分の過去の後悔の念)を抱く。
子どもの態度(性格)が、親(私)自身の嫌いな部分とよく似ているために、自分への嫌悪の気持ちを子どもにすり替えてしまい、不安・不満の感情を抱く。
ということに気がつきました。
 
つまり、親(私)の不安・不満の感情は、実は自分が発端となって出てきているのだ、ということに気づいたのです。
 
「課題の分離」という話があります。
私もかつて、非常に悩み多き時期に友人に相談して教えてもらったことです。
 
子どもが勉強しないのは

子どもの課題


子どもの様子を見て親(私)が不安・不満の感情を持つのは

私の課題


 
誰の課題かが分かれば、まずは自分の課題を自分で解決することが先決。
だから、親(私)は自分が発端となった不安・不満の感情に向きあって、感情の整理をしてあげることに集中すればまずは良しとなります。
子どもの課題は子どもに任せる。子どもにちゃんと預けてあげる。
 
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私はこのトレーニングを続けることで、
かなり感情のコントロールができるようになりました。
そして、子どもに対して不安・不満の感情をぶつけずに済むようになりました。
すると子どもも感情を押し付けられることが減りますから、
私との衝突は少なくなり、親子の負のスパイラルに陥ることが減っていきました。
 
そもそもの、「子ども側の課題」は、結局のところ、子ども自身がどこかで気づき、行動を変えていかないと根本は変わらないのです。
 
さて改めて、
 
なぜ親(私)は子どもに不安・不満の感情を抱くのでしょうか。
 
それは、実は

「あなた(子ども)が大切」

だからですよね。
 
その

「あなた(子ども)が大切」という言葉こそ、ダイレクトに子どもに伝えてみましょう!(^○^)

不安・不満の感情にすり替えず、そのままを。
そちらの方がシンプルに分かりやすいです。伝わりやすいです♪
 
子どもたち、心底は「よりよく生きたい」という気持ちがあります。
そうやって生まれてきてくれたし、生きてくれています。
「生まれてきてくれてありがとう!」その思いこそ、伝えていきたいし、共有していきたいと、私は思うようになりました。
 
私は実践しました。
 
そして、伝わりましたよ(^^♪ 我が子たちに。
 
きっと、どの親子でもできることだと、私は希望をもって信じます。
今すぐできずとも、親もトレーニングが必要ですが、きっと変われると信じます。

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