おや?親のとびら

詩を絵に描いてみたら

2017.5.27 [おや?親のトビラ,勉強・受験]

小学3年生との国語の授業の一コマ。

詩の単元でした。

 
***************
 

「雨上がり」  間所ひさこ

小鳥たちは、

洗いたての、光ちいさな笛を、

飛びながら、吹く。

ピィ!

ピィ! ピィ!

 

 

 

なかにはしずくのつまったやつもあり、

そんなのは、

フィッ! フィッ!と鳴っている。

 

 

 

雨があがって、

林の空はからんと晴れ。

ぬれた木の根のかげから、

こおろぎのひげがちりちりのぞく。
 

 

 

 

(やんだぞ)

(やんだぞ。あかるいぞ。)

うなずきあうのは白いきのこの頭たち。

 

 

 

―――まひるをのせて、いま、

地球はゆっくりとねがえりうつ!

 

 

 

********************
 

小学3年生のDくんが、授業の中で描き進めていった絵です。

ちゃ~んと、Dくんの頭の中には、詩のなかの絵があって、

それをこんなふうに表現してくれました♬

 

国語の教科書には「ことば」しかないけれど、

「ことば」を通して、映像が見えてくると

それが理解につながるのでしょうね。

 

「絵は上手じゃない」と言いながらも、

一生懸命、頭の中に浮かんだ映像を私に見せてくれたDくん!

ありがとう!

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.