児童館職員としての14年間。足跡を綴ります。 子どもに関わる方、親御さんに、子どもとの関わりのヒントや児童館のような場所(学校でも家でもないナナメの関係ができる場所)の存在意義を知っていただけたら嬉しいです。 これから私が関わっていく『進学塾 みらい学舎』も・・・ もしかしたら“ナナメの関係”が作れる場所かもしれない。 教育と福祉、混ざりそうもないこの関係を、新たな視点をもってチャレンジしていきたいと思います。(太田佳代子) ********************** 【児童館の思い出11:自称かみひこ応援団】 児童館は大学生のボランティアサークルとのつながりがあります。 児童館のおまつりなどの大事業スタッフとして関わってくれたり、人形劇や工作などの事業を担当してくれたり、その中から夏休みのバイトをしてくれる学生もいました。 子どもたちにとっても、そんな若い学生の存在は大きかったですね。 私たち職員が関われないやんちゃな遊び、ダイナミックな遊び、また話し相手など、きっと子ども達の心の中に、「懐かしい思い出」として、そんな学生さんたちが残っていると思います。 その中の一つに「かみひこうき(“かみひこ”と呼んでいました)」という東洋大の福祉系サークルがありました。 伝統のあるサークルで、朝霞社協職員にもかみひこOBがいます。私は現在、NPO法人あさかプレーパークの会に所属していますが、この会にもかみひこが関わってくれたこともありました。 現在朝霞でのプレーパークのプレーリーダーをしている関戸くん(どっくん)も、かみひこ出身で当時は代表もしていました。私と関戸くんとの関わりは、まさに児童館から始まったのです。^^ 当時から私が大事にしていたこと。 それは、単なる児童館職員と学生ボランティアという役割での関係でなく、 “人と人という、もっとシンプルな関係”で接することでした。 “かみひこさん”ではなく、“かみひこの○○さん”という感じで、一人ひとりのことに関心をもち、心を開いて接していました。みんな一人ひとり、わたしよりずーっと若いのですが(笑)すてきな個性をもっていました。 いろんな話をしたり、一緒に事業を創っていったりする中で、本当に様々なことを私におしえてくれました。 一時期、かみひこ消滅の危機がありました。 「なんとか繋がっていってほしい」そんな思いから、話し合いに参加したこともありました。(懐かしい!) おかげで今もなお、「かみひこうき」は存続しています。・・・ちょっと今第二の危機が来ていますが…。 児童館という場所でこんな若者と出会えたことに心から感謝しています。 そして、児童館にはいなくなりますが、これまで出会った皆さんの自称応援団であり続けたいな…と思っています。
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