児童館職員としての14年間。足跡を綴ります。 子どもに関わる方、親御さんに、子どもとの関わりのヒントや児童館のような場所(学校でも家でもないナナメの関係ができる場所)の存在意義を知っていただけたら嬉しいです。 これから私が関わっていく『進学塾 みらい学舎』も・・・ もしかしたら“ナナメの関係”が作れる場所かもしれない。 教育と福祉、混ざりそうもないこの関係を、新たな視点をもってチャレンジしていきたいと思います。(太田佳代子) ********************** 【児童館の思い出12:いのちの教室】 かみひことの思い出に、欠かすことのできない事業であり、この事業の講師である小宮智栄子さんとのことについて書きたいと思います。 小宮さんは新座市の小学校の養護教諭(保健室の先生)でした。 小宮さんは、勤務する学校の授業参観を活用して、担任の先生を巻き込みながら、 全ての学年、全てのクラスに、「命の教育」という性教育をされていました。 私は、市内のある講座で、小宮さんの事を知りました。 「小宮さんの授業を、朝霞の親子にも見せたい!」という思いで児童館に企画提案をしました。 初年度は、あさかいくじネットワークとの共催事業という形で行いました。 本来ならば、学校の担任の先生が担う部分を、私が担当しました。 寸劇!!をしました^^ 小宮さんが伝える“いのちの話”は、寸劇を交えた、楽しく愉快で、笑いあり涙ありの 親にも子どもにもダイレクトに届き感動するものでした。 館長はじめ、他の職員にも、その感動は響きました。 それから9年ほど、「いのちの教室」は夏休みの大切な大事業として続けられたのです。 2年目以降は、正式に児童館事業として開催され、様々な職員が寸劇に様々な役柄で登場しました。 その後、転機がきました。 「こみやん(小宮さん)と若者から、子ども達に伝える“いのちの教室”」構想です。 ちょっと年上の兄貴分、姉貴分にあたる大学生が、寸劇やメッセージを通して子ども達に 「命の話」を伝えていけたら、もっと届けられるものがあるのではないか?という小宮さんからの発案からです。 幸いにして、児童館とつながっていたかみひこの学生たちが協力してくれました。 そして、、、 いのちの教室に参加して、その学生たちの意識が一番変わったのです。 かみひこの中でも、「いのちの教室」のボランティアは、先輩から後輩たちへ“一押しの活動”として語り継がれていきました。 私は事業継続に奮闘していた裏方でしたが、本当にやりがいのあるものでした。 今、この「いのちの教室」は小宮さんの手で、全国に広がろうとしています。応援しています!
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