平成28年4月6日、心から尊敬する後輩・大沢知宏氏が永眠されました。47歳、早すぎるよ…
彼と始めて出会ったのは、私が大学2年になるときでした。埼玉県の松山高校からすごい奴が入学してくると知らされ、同じ短距離ブロックの私には期待と不安がありました。同年にはソウル五輪があり、代表候補であった彼を受け入れる準備に神経を使ったことは今でも鮮明に記憶に残っています。入学後の新入生は、色々部内の仕事がありますから…　
　実際に入部して毎日の生活・練習をこなしていく中で、選手としても、いち19歳の青年としても、豪快に見えて実は繊細な彼の言動に毎日のように刺激を受けていました。今の私の人生に多大な影響を与えてくれた一人であることに間違いありません。
　私がみらい学舎を立ち上げる際には、みらい応援団として子どもたちに贈る激励メッセージを依頼すると、快く引き受けてくれて、「太田さん、部活だけの子や勉強だけの子はだめですよ、しっかり両立できる子を育ててくださいよ」って、彼らしいコメントと一緒に激励文を書いてくれました。約束は守ってきたつもりですし、これからも守り続けます。
　告別式の際、奥様にこの激励文の掲載についてお伺いしたところ、故人の意思でもあり、遺族としても残しておいて欲しいと言ってくださり、感謝と同時に改めて自分の仕事に対する責任が強くなりました。
　大沢、今までありがとう。これからも精一杯子どもたちに情熱を注ぐことを誓うよ。

No comments yet.

Sorry, the comment form is closed at this time.

• 4月北辰テスト

• カテゴリー
  • カテゴリーなし