おや?親のとびら

0,1歳児親子向け事業を~!

2014.5.9 [児童館の思い出14年史]

児童館職員としての14年間。足跡を綴ります。

子どもに関わる方、親御さんに、子どもとの関わりのヒントや児童館のような場所(学校でも家でもないナナメの関係ができる場所)の存在意義を知っていただけたら嬉しいです。

これから私が関わっていく『進学塾 みらい学舎』も・・・

もしかしたら“ナナメの関係”が作れる場所かもしれない。

教育と福祉、混ざりそうもないこの関係を、新たな視点をもってチャレンジしていきたいと思います。(太田佳代子)

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【児童館の思い出7:0,1歳児親子向け事業を~!】

 

児童館事業として初めからあったのは「ちびっこランド」という事業でした。0歳児から未就学児親子対象の事業としてはいたけれど、実際0歳児親子には参加しづらいものでした。

 

子育てネットワークの活動を通して、「0,1歳児のなるべく早い段階から、気楽に出かけられ、人とふれあえる場所が必要。それが、虐待防止や孤育てを防ぐ一歩になる。」と考えていました。

館長に「ベビーランド」という事業を企画として出しました。

2000年9月。第1回目のベビーランドを開催した所、当日受付で集まったのがなんと、60組を超える数。

イモ洗い状態でした。

ただ、この事業の必要性は実証され、その後、0歳児と1歳児を分け、さらには0歳児を2コースに分け、「ねんねコース」「はいはいコース」「よちよちコース」として、2日間で約100組に対応できるようにしていきました。

 

現在は5つの児童館でそれぞれに、0歳児向け、1歳児向けと、趣向を凝らした事業を当たり前のように実施していますが、最初の一歩がこの「ベビーランド」だったのです。

当時のベビー達は、今や中学生!同じ地域にずっといますから、お母さんを通じて、子どもたちともつながりをもてています。子ども自身とも、なんだかんだと、小学生中学年くらいまでは一緒にあそんだりできた子もいました。

 

先日、児童館をやめることを、児童館をよく利用してくださった、ある一人のお母さんにメールで伝えました。

返信には「お疲れさまでした!14年間…本当に我が家は、はまさき児童館で長い時間を過ごさせていただきました。一緒に成長させていただいたといっても過言ではありません。MもRも太田さんには大変お世話になりました。すっかり大きくなりましたが(もう中高生!)遊んでいた頃がつい先日のような感じにもなります。・・・」と、私も過去の懐かしい場面をいろいろと思い出させてもらいました。

 

児童館は0歳から18歳の子どもたちが自由に利用できる場所。

乳幼児さんに関しては、親御さんにとっても居場所となるところ。

0,1歳児向けに絞った事業を取り入れたことで、本当に長年にわたって活用してもらえる児童館になったのかな・・・。感慨深いです。

 

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