おや?親のとびら

ワークシェア!!

2014.5.7 [児童館の思い出14年史]

児童館職員としての14年間。足跡を綴ります。

子どもに関わる方、親御さんに、子どもとの関わりのヒントや児童館のような場所(学校でも家でもないナナメの関係ができる場所)の存在意義を知っていただけたら嬉しいです。

これから私が関わっていく『進学塾 みらい学舎』も・・・

もしかしたら“ナナメの関係”が作れる場所かもしれない。

教育と福祉、混ざりそうもないこの関係を、新たな視点をもってチャレンジしていきたいと思います。(太田佳代子)

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【児童館の思い出3:ワークシェア!!】

次男が小学生に上がるまで、私は週3日の契約で児童館職員をさせてもらっていました。

そして、私の他に週3日契約で職員をしてくださっていた方が必ずおりました。

要するに、“ワークシェアリング”をしていたんですよね。

今のはまさき児童館では考えられない働き方です。

 

もともと、職員が足りないところで現れたのが乳幼児母の私。

保育園の関係などで、週3日しか働けなかったのです。

実は、あと数日私の採用が遅れていたら、私は児童館におりませんでした。

他にフルタイムで働くことが可能な方が現れたのです。

しかし、私の方が先だったため、その方は私とワークシェアをして働くことになりました。

 

乳幼児の母である私にとって、このワークシェアリングという働き方はベストでした。

さらに、児童館は月曜の週休以外は、不定休でとることができました。

他の職員さんのあたたかいご理解があったおかげで、子育てをしながら、大きな無理をすることなく、

仕事を続けられる環境を得ることができたのです。

 

私がいうのもなんですが、

児童館にとってもワークシェアリングという働き方はメリットも多いのではないかと考えます。

★職員の数が増えることで、人手が必要なときは全員出勤、少なくても大丈夫な日で調整可能。また、互いが休みやすくなる。

★来館者にとって、児童館で出会う職員は多様である方が良い。合う合わないもあるし、それぞれの持ち味や強みが、事業や遊びの幅を広げるから。

★児童館を利用する当事者世代が働きやすく、当事者を理解した事業運営ができる(当事者の今必要なことがわかる)。

 

給与体系が複雑になるなど、今ではなかなか許されない働き方・・・ですが、

当事者の声を現場に生かすためにも!

また、子育てをしながら社会につながれるしくみをつくるためにも!

“ワークシェアリング”という働き方を復活してもらえたら嬉しいです。

少なくとも、私はこの働き方に感謝しています。一緒にワークシェアをしてくれた方にも感謝です^^

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