おや?親のとびら

中学生の親になるということは。

2015.12.8 [おや?親のトビラ,親育ち]

12月6日(日)の午後4時ころより、冬期講習会説明会の後、

親のトビラを開催しました。

今回は、子どもが小学生から中学生になると、どんなふうに生活が変わるのか、

中学生になった我が子と、ほかのご家庭ではどのような付き合い方をしているのか、

などを共有しました。

参加者は7名。

そのうち四人は、現在中学生のお子さんがみらい学舎で学ばれている保護者のみなさん。

残る三人は小学6年生のお母さんで、これからお子さんとともに初めて中学生活に突入するという状況。

簡単に自己紹介をした後、みんなで一日の流れを追って、小学生のいる生活と中学生のいる生活の比較をしてみました。

まず、朝は中学生になると部活動が始まるので、母の起床時間は30分~1時間ほど早くなることがわかりました。

昼の間は小学生のころからパートに出ている方が多いので、あまり変わりませんが、

夕方から夜にかけては、相変わらずお子さんの送迎で忙しいことも変わらず。

特に塾となると、帰宅時間が10時を過ぎるので、お母さんたちは「自分が眠ってしまわないように注意している」とのこと。

朝早く、夜も遅くなるという・・・。

やはり、親御さんも大変!です。(みらい学舎の保護者様、いつもご協力ありがとうございます!)

また、中学生=思春期。

子どもとのつきあい方にもいろいろ変化がでてくるようです。

基本的には親側の主張をしながらも、子どもに任せ、見守るスタンスをとっていくのが肝要なのかもしれません。

また、普段から子どもの興味関心事に、親自身も関心を持ち(本当にはわからなくとも、会話にのったり、うなずいたりするのがgood!)

、笑顔で話す時間をもっておいて、「ここぞ!」という時に、注意したり叱ったりする場面をもつようにすると、常に叱りっぱなしを回避できる、

というお話もためになりました。

それから、〝きょうだい″でも、中学生活の過ごし方はみんな違っていて、結局それぞれの子どものことで、いろいろ悩んだり、考えたり、

心配したりすることがあるというのは、参加されたお母さんがみな、共感していました。

塾のつながりで、親同士が交流をもつことはあまりないのではと思います。

しかし、中学生の親だからこそ、こういった交流の場で自分と子どもとの関係をちょっと客観的に見る時間を持つことが必要だと思います。

つい感情が前に出やすい親子関係の時期です。

こういうときこそ、ふ~っと一息、深呼吸。

客観視する機会をつくって、心を落ち着けて、「まぁ、こんなこともあるさ」と、受け流して時に身を任せるというのも大事かな、と私は考えます。

今回の親のトビラも、短い時間ではありましたが、お母さんたちと本音で語らうことができて、とてもよかったです。

わからないことは、常にありますが、みんながそうやりながら、子どもたちを真ん中において、自分なりになんとかやっている姿、

それが私たち親や、周りの大人ができることなのでしょう。

ご参加されたみなさん、ありがとうございました。

またよろしくお願いします!

太田佳代子

こんな塾講師です。

2015.11.12 [GAOのつぶやき,おや?親のトビラ,未分類,親育ち]

みらい学舎での保護者面談が10月末に終わりました。

普段は子どもたちとの時間ばかりですから、親御さんとお話ができて良かったです。

私たち塾講師は勉強を教えることがメインだと思われるでしょうが、違います。

あ、もちろん勉強も“メイン”ですよ。

でもそれだけではないのです。

****************************

塾に入ってきた子どもたちの様子を観て感じる。

あいさつを交わし、言葉を交わしながら、第一印象で感じたことに様子を足していく。

授業中や直しの時間も、お互い人間ですから、うまく通じることやそうでないこと、

感情が右に動いたり左に動いたりしながら、子どもたちにも私という人間に触れていってもらう。

お互いに「こんなこと考えているんだ~、こんなこと知っているんだ~」と、喜怒哀楽を織り交ぜて親しくなっていく。

いつしか、「こんなこと話してみようかな」ということも増えてきて、やっと子どもたちの本音に触れることができるときがくる。

勉強って多くの子は苦手意識があったり、できればやりたくない意識があったりする。

また、いろんな理由から、やっていても目に見える効果が出てこないのも勉強の特徴。

苦手意識の裏側には、その子どもの生きづらさや困り感も見え隠れしてくる。

たぶん、とっても見えやすいジャンルなのだと思う。

子どもたち、み~んな親が大好きで、心配をかけたくないと思っている。

けれど、勉強面では心配ばかりかけている。

そんな自分も嫌になる。

実は子ども自身が困っていることを抱えているのに、それをなかなか言えないし、自分でもそれがなんなのかがわからないでいる。

よって、親と子で微妙なズレが生じてしまう。

けんかになるときもあれば、だんまりになってしまうときもある。

こんなとき、私たち塾講師が、中和剤や仲介役として存在する。

これが、勉強以外の私たちの大きな役割の一つ。

*************************

親のキモチ、子どものキモチ。

いろいろうまくいかないことにぶつかること、OK!

ケンカしちゃうこと、OK!

泣きたくなっちゃうこと、OK!

いろんな人のいろんなキモチを認めながら、まるっとその人をそのまま受け入れていく。

そんな気持ちで、私はみなさんと接している。

勉強を教えるスペシャリストを目指しつつ、人と接する人間として、試行錯誤していく日々。

みらい学舎 太田佳代子

 

親のトビラ☆個人セッション始めます

2015.5.19 [おや?親のトビラ,親育ち]

最近、元職場の児童館で出会ったお母さんたちがみらい学舎を訪れてくれます。

切り口は「勉強」「受験」に関する相談。

「あ~、私は塾の先生なんだな(笑)」

しかし、話を聞いたりしたりしているうちに結局は、

“親自身のこと”に向かっていきます。

子どものことではない、

「私」との向き合いの時間になるのですね。(^^)

私自身も何度も体験してきたことですが、

子どもたちはいろんな方法で私たちにメッセージを送ってくれています。

しかも諦めることなく、「お母さんわかって~、お母さん大好きなんだよ~」と、

反抗したり、悪さをしたり、だまったり、嘘をついたりしながら、ね。

**********************

子どもへの不満、それは、自分への不安だったりします。

子どもへの期待、それは、自分に対する劣等感だったりします。

自分の不安や劣等感を、知らず知らずのうちに子どもたちに預けてしまっている自分に気づくと、

そこで初めて「今」に自分の足を地につけて、安心していられる状態になるのです。

***********************

もちろん、子どもにも子どもなりの課題はあります。

勉強しない、問題が解けない、わからない……。

「子どもの課題と親である『私』の課題は、別々なんだ。」

そこに親が気づいてくれると、子どもたちはもう少し楽になれるんだよな~。

子どもが自分の人生で、やるもやらないも、失敗するもしないも、どれもが

子どもが自分で成長していく糧になるのです。

親自身(私)の課題に気づきたい方はいますか?

ぼちぼちやります。親のトビラ☆個人セッション♪

お問い合わせはこちらまで

oyanotobira@yahoo.co.jp

 

 

子どもが親を育ててくれる

2015.5.11 [GAOのつぶやき,おや?親のトビラ,親育ち]

 

 

 

 

昨日は母の日でした。
20歳になった長女からもらった、「感謝」の言葉と共に墨で書かれた

カーネーションの絵。
心のこもった贈り物。グッときます。

どんなことがあっても、「最後は信じて待つ」ができる人に
私を変えてくれたのは、まさしく娘。

こちらこそ、感謝。
生まれてきてくれてありがとう。
私を親にしてくれてありがとう。
長いようで短い20年間。

今は、同じ「おとな」として、子どもたちと向き合う、同期の塾講師。
これからもよろしくね。

多くの親御さんへ。
全ての子どもたちには、可能性が秘められています。
そして、私達に何かを発信してくれています。
私達こそ、育つチャンスです。
一緒に、少しずつ気づいていきましょう!
11079684_743538305755785_9060449993094324318_n

私ができること。

2015.5.6 [GAOのつぶやき,おや?親のトビラ,勉強・受験,親育ち]

進学塾「みらい学舎」の太田佳代子です。
本腰入れて塾の先生をやり始め、10か月が過ぎました。
以前は児童館職員として14年。昨年6月に辞めました。
NPO法人あさかプレーパークの活動には、現在も関わっています。

*******************

福祉の現場しか知らない私。

塾の先生や、一般的な事務仕事の面では未熟なところがいっぱい見えてきましたが、

一方で私ができるかもしれないことも見えてきました。

「子どもの受験を機に、ぼちぼち親育ち♪」

試行錯誤しながらにはなるけれど、私は、

塾の子どもたちが、その子なりに「自分の人生を選択できる」ことを応援しています。

そのために、「子どもを見守り信じて待てる親」を増やしていきたい。

と考えています。

みらい学舎で子どもたちに勉強を教える傍らで
積極的に親御さんともつながりをもっていきたいと思っています。

保護者面談はもちろんのこと
いつでも気軽に声をかけてもらえれば嬉しいです。

すでに実践してくださる親御さんもいて
最近それが実を結び始めています。

いつまでも親に言われないと勉強しない、自分の進路のことも親任せ。

そんな状態から変わってきている生徒がいます。

親御さんの関わり方、距離感、こんなところから、子どもたちにも変化がでてくるのですね。

「大人が変われば子も変わる」→これ、ホントですよ♪

『みらい学舎』のトビラを、ノックしてみてくださいね(^^)

 

お母さんとの面談や電話相談で思うこと。

2015.4.10 [GAOのつぶやき,おや?親のトビラ,勉強・受験,思春期,親育ち]

今日は塾へのお問い合わせがあり、お母さんと面談。
その後は生徒さんのお母さんからご相談のお電話。

お母さんの思い、考え。子どもの思い、考え。
合致するところもあればそうでないところもある。
だからそれぞれに思い悩んだり、感情が動いたりする。
一人で考えていたってなかなか良い方向に向かっていかない。
そんなときに誰かと話してみることで、状況はさしてかわらないのに、
心が落ち着くこともある。

お母さんとお話をさせてもらっていると、
私の数年前を思い出す。
数年前、私もたくさんの人に聴いてもらい、支えてもらっていた。
だから、ぐっと踏ん張ることもできた。
子どもを信じていこう、と思い続けることができた。
そして何よりも、「私のせいだ」と自己否定に陥ることを防げた。
ここが大事なんだよな…。

子どもだって迷ってるよ。考えているんだよね。
迷ったっていい、いろいろ考えてみることは大事。
親などにぶつかってみることも、それはきっと、もがいているからなんだよね。
自分で自分をみつめようとしているときなのかもしれないよね。

さなぎの時期って、ほんと周りから見たら心配だらけ。
でも、心はどんどん変化して、成長していっているんだよね。

どんな蝶になっていくのかな。
いつさなぎの殻をやぶってくるのかな。
羽ばたくときはどんな表情で羽ばたいていくのだろう?

不安よりもそんな「楽しみ」を意識的に感じながら、
目の前の子どもを信じて、つきあっていきたいと
今日もまた思ったのでした。

塾の先生。
勉強の教え方もいろいろあって悩むこと多いのだけれど、
そして、自分の力のなさを痛感することもあるのだけれど、
そんな私でも、
身の丈で、わたしらしく、もがきながら、
とにかくやっている!

・・・これを見せていくことこそ、塾の先生として、ひとりの大人としても大事なのだろうな。

そう言い聞かせて、新学期迎えた私、太田佳代子ことGAOさんは
今日も歩んでいます♪

みらい学舎の保護者会

2015.2.16 [おや?親のトビラ,勉強・受験,学童期,思春期,親育ち]

今日は6年生と中学1年生、つまり来年中1・中2となる生徒たちの保護者の方々に集まっていただきました。

初めは緊張感でいっぱい。

(そりゃ、そうです。塾の保護者会ですものね。)

しかし、後半はお母さんたちに笑顔や笑いが出てきました。

塾での子どもたちの様子についての話題が出てきた頃からでしょうか。

1人のお母さんが、家での様子を話してくれたら、他のお母さんもお話ししてくれました。

その中には、お母さんなりの悩みを吐露する話もありました。

私達も、塾での子どもたちの様子や出来事を伝え、お互いに塾と家庭での様子がわかってきたことで、

お母さんの心に変化が見えました。

ついつい、「家(内)のこと」と閉ざしがちになってしまう部分ですが、

話してみると、共感が生まれるのですよね。

他のお子さんの話しにも、「がんばってほしいな~、成長がみられて嬉しいな~」という気持ちが感じられました。

集団塾の良いところは、子どもたちが塾で過ごす間に、子ども同士で変化を与え合う関係になれるところです。

私としては、今日のような保護者会で、親御さん同士も変化を与え合える関係を築き、

「1人でがんばるお母さん(お父さん)」をなくしていきたいのです。

児童館時代から「子育ては一人でしちゃいかん!」がモットーの私。

少しずつですが、これまでの経験、これまで出会ってくれた子どもたちや親御さんから教えてもらったコトを、

みらい学舎でも還元していきたいと思います。

普段は勉強している時間が多いのですが、

今日は久々に、お母さんたちとの会話の時間が長く持てたことに感謝いたします。

夜は中学3年生。県立の入試までいよいよ2週間。

子どもたちの良い意味での緊張感は保ちつつ、リラックスできるよう、やわらか~く、包み込んであげながら、

残り少ない、彼ら、彼女らたちとの時間を大切にしていきたいと思います。

そして3月からはまたリスタート。新たな学年になる生徒たちとの今後を楽しみにしています。

お母さん、お父さん!どうぞよろしくお願い致します。

 

 

お母さん、つながりましょう!

2015.2.9 [GAOのつぶやき,おや?親のトビラ,学童期,思春期,親育ち]

みらい学舎の先生となって半年。
それまでは14年間、朝霞市内のはまさき児童館で働いていました。
児童館は0歳から18歳未満の子どもたちと、未就園児の保護者の方や、小学生と一緒に来館される保護者の方が利用できる施設です。

つまり私は、14年間の間にたくさんの子どもたちや保護者の方たちとの交流をもてたことになります。
ある子など、お母さんのお腹にいた頃から中学生になるまでずっと関わり続けてこれたりもしているのです!!
すごいことですよね。
子ども時代に児童館で関わってきた子が、今や母となり、二世代にわたり関わった子もいます。
これまた、まだおばあちゃんではないけれど、孫育てをしているようでした。

☆☆☆☆

こんな経験を経て、今みらい学舎にいて思うことがあります。

塾では、子どもたちとの関わりがメインになります。

思春期という、関わりの難しい時期、特に親子では難しい時期のお子さんと、幸いにも関わらせてもらっているわけです。

子どもは素直なので、はぐらかすような付き合いでは心を開いてくれません。

日々修行です。

でも、子どもたちは優しくもあり、私たちに成長を促してくれる存在となっています。

みなさんのお子さん、素敵ですよ!

☆☆☆☆

もう一つ、考えていることがあります。

お母さん、もっとつながりましょう!

私も体験してきましたが、子育ては一人でしちゃいけませんよ。

というより、無理です。

親同士こそ、つながりをつくって、話をしたり、助け合ったりする必要があります。

それが結局は子どもにとっても良いことになるのです。

子どもの親である前に、一人の人間。

自愛の精神が大事です。

・・・こんなことを、保護者のみなさん、特にお母さんたちに伝えていきたいと思いました。

保護者会、電話やメールでのやりとり、どんな接点からでもいいです。

何かつながれる機会をつくって、発信していこうと思います。

どうぞ、つながってください。

子どもたちを介して、親同士もつながりましょう。

大事なことです。

親のトビラ講座 いろいろ。

2014.12.15 [おや?親のトビラ,乳幼児期,性・いのちのお話,未分類,親育ち,講座]

あっという間に12月!
そして、まもなく冬期講習会がはじまり、その後はいよいよ受験本番の時。
毎日がめまぐるしいです。

先日はそんな中、冬期講習会の説明会を実施しました。
中学2年生の保護者会では、普段の保護者会の形をちょっと変えて、
親のトビラ講座のように、テーブルを囲んで、座談会形式で親御さん同士も語り合える形にしました。
また、小学生の保護者対象の親のトビラについては、今回残念ながら当日キャンセルが続出し、
お二人の参加があっただけとなりました。が、少人数なりの良さもあり、
小学生時代から中学時代に移っていく子どもたちの変化やそのときの親の心構えについて、
これまで塾で関わってきた子どもたちの様子を例にするなどして話を聴くことができたのではと思います。

そして今日は、浜崎にある、どろんこ保育園の支援センターに行き、
「幼児期の性教育」についての親のトビラ講座をしてきました。
絵本の紹介をしたり、幼児期によくある出来事に対しての対処法や、
今後の子どもたちの成長とともに、いつどんなことを伝えるといいかなど、
お話させてもらいました。
こちらは、あさって水曜日にも10時半から12時に、どろんこ保育園で行う予定です。

親のトビラ講座は
毎回、その時の状況に合わせてテーマを設定し、
参加者同士のしゃべり場も兼ねた、気軽に参加できる講座です。
最近はなかなか自分で開催することができていませんが、
5人くらい集まれば、日程やテーマを調整して実施しています。
関心がありましらた、ご連絡ください。
oyanotobira@yahoo.co.jp
みらい学舎☆親のトビラ 太田佳代子

信じる覚悟、許す覚悟、諦める覚悟…

2014.11.3 [GAOのつぶやき,親育ち]

私にとっての、初の保護者面談が明日で終わりました。
いろんな保護者の方々と、子ども達のことを真ん中においていろんな方面からお話できたことが、とても、とてもうれしかったです。
そして、ふっと気づいたことがあったので覚書です。

私自身の人生も踏まえ、
他者(自分以外の人すべて)に関することに対してできることは「覚悟」。
自分のことに関してできることは「行動」。

例えば子ども自身の人生に対して、親という立場は
「まかせる」覚悟、「信じる」覚悟、「あきらめる」覚悟、「嫌われてもいいと思う」覚悟、「許す」覚悟……など、自分の人生と一線をひくことが大事で、
子どもの立場は、まずは「やってみる」という行動が大事。
動き出すことで、まず自身が変わり、それが親だったり周りだったりが変わるきっかけになる。

子どもが自分自身で動き出すまでを待つことが大変ですが~

結果的に事が動き始める、おもしろいことに^^