みらい学舎

2018年塾対象高校説明会レポート
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01 西武台高校
02 城北高校
03 秋草学園高校
04 叡明高校
05 浦和麗明高校
06 淑徳高校
07 淑徳巣鴨高校
08 大宮開成高校
09 細田学園高校
10 日大豊山高校
11 川越東高校
12 星野高校(共学部・女子部)
13 埼玉栄高校
14 城北埼玉高校
15 浦和実業高校

 

15 浦和実業高校


 
 さいたま市にある共学校です。朝霞から通学する場合、朝霞台(北朝霞)で武蔵野線に乗り換え、南浦和駅で下車、徒歩12分程度です。
 歴史のある学校で、学校名からも分かる通り、最初は珠算・簿記の私塾として始まり、商業高校となり、その後普通科が加わって、現在の普通科・商業科の形になりました。現在は、普通科が5コース、商業科が2コースあります。
 
大学合格実績としては、普通科77%、商業科94%となっています。普通科の特進選抜や特進コースは、ほとんどが一般入試で大学受験をしています。普通科の他のコースは、一般入試と推薦・AO入試の比率が、選抜αコースは7:3、進学コースは3:7の割合となっています。また、商業科についてはほとんどが推薦・AO入試となっており、簿記などの資格取得が有利になっています。
 
生徒数の多い学校ですが、生徒には「ハイスクールライフ」という日記手帳を全員に配布し、定期的に担任の先生がコメントを書き込みながら、生徒の把握をされているそうです。また、保護者会も年4回実施されているそうで、先生曰く「保護者との距離が近い」とのことです。
 
推薦入試には学校推薦と自己推薦の両方があります。どちらかの数値が達していればよいそうです。また、インフルエンザ等の対応もあり、1月30日(火)が予備日となっているそうです。その際は、前日や当日に中学校の先生に連絡をし、中学校経由で連絡をとればよいこととなっています。

 
 

14 城北埼玉高校


 

川越市古市場にある男子の進学校です。朝霞市から行く場合、上福岡駅で下車し、スクールバスに乗って10分程度です。上福岡駅から歩いていけなくはないですが、30分くらいかかるので大変でしょう。付属の城北埼玉中学校からの一貫生と高校入試で入学する生徒がいます。
 

高入生定員は120名。県内の公立上位校や私立なんかの高校の併願校という立ち位置の高校です。勉強だけではなく、人間形成に力をいれているとのこと。今回の説明会で紹介されていたのは、毎回授業の度に行う『静座』。姿勢を正し、呼吸によって心を調整するそうです。部活動は男子校ならではの、個性的な活動もあります。例えば『模型部』は、ハイスクール国際ジオラマグランプリでグランプリ賞を受賞し、めざましテレビでも取り上げられたそうです。興味のあることに没頭できる時間は貴重ですね。
 

英語教育にも力を入れています。多くの学校の修学旅行は、皆で同時期に行きますが、城北埼玉高校は修学旅行の代わりに、高校2年生までの間の夏休みに、オーストラリアにホームステイし、語学研修を受けるプログラムになっているそうです。男子校なので理系の生徒が多いのですが、語学は社会に出てからも必要になってきますから、こういった取り組みも良いですね。
 

高校入試は特待生制度があります。また、当日点次第で、選抜クラス・普通クラス共に、A特待生(授業料免除)をとるチャンスがあります。いずれにしても、最後の最後まで受験勉強をあきらめないこと、を望んでいます。


 
 

13 埼玉栄高校


 

さいたま市にある共学校で、佐藤栄学園の本部校です。朝霞から通学する場合、東上線で川越まで行き、JR川越線に乗り換え、西大宮駅で下車徒歩3分(駅前)です。昨年の夏に新校舎が完成。生徒数は増えましたが、その人数を十分許容できる施設です。

 
コースは、普通科のαコース、Sコース、特進コースと、保健体育科があります。どのコースも、部活動への加入ができます。学習面へのサポートも厚いです。現在は、朝7時40分からの0時限学習(センター対策授業)と、午後7時限目から10時限目までの放課後選択授業を開講し、通授業以外にも、生徒たちが主体的に学習スタイルを選択できるようししています。食堂が、朝7時半から夜8時までオープンしていて、食の面でも安心できるのは嬉しいですね。

 
ほかに、日本大学と提携し、日本大学の付属高校で実施されている標準学力テストが栄高校でも実施され、これにより日本大学の提携校推薦入試を受けることができます。これまでの指定校薦入学枠に加え、提携校推薦入学枠ができることにより、日本大学への進学がしやすくなるといえます。またこれまで通り保健体育科もあり、多くは都内体育大学や競技をいかしての就職など、確実に数をだしています。

 
高校入試時の出願が、インターネットにて登録後、写真票および調査書を郵送する方法となりました。出願の際は要項をしっかり確認してください。また、入試において、他校で行われているようなコースアップのスライドはありません。その代り、妥当とされるコースより上のコースを受験を勧めています。合格すれば実質的なコースアップとなるわけです。したがって、個別相談後もしっかりと受験勉強をしておくべきだといえます。

 
 

12 星野高校(共学部・女子部)


 

川越市にある創立120年の進学校です。共学部の石原キャンパスは東上線の川越駅からスクールバスで10分程度、女子部の末広キャンパスは川越市駅から徒歩12分程度です。星野といえば女子部のイメージが強いかもしれませんが、近年は共学部の男子入学者数が女子を上回ってきたそうで、共学部の認知も広まってきています。共学部と女子部は、校舎と授業は別々ですが、式典・行事・クラブ活動・進路指導などは一緒に行われます。ちなみに、同じ川越市にある川越東高校(男子校)とは兄弟校です。
 

今年度、共学部のコース編成が変更となりました。「総合教養コース」が募集停止となり、S類、α選抜、β選抜コースの3コースのみとなりました。女子部は、Ⅲ類特進選抜(文理特進・英語特進)、文理・英語、国際教養コースと、昨年と同様です。
また、昨年度より、特待生制度が女子部と共学部どちらにも設置されています。特待生の種類も3種あり、特待生を狙える枠が広がりました。併願の場合、延納金・延納手続きなしで、公立高校の合格発表まで待ってもらえるので、公立第一志望の人も安心して受験できると思います。
 

個別相談を受ける際、欠席日数については、中1、中2の分も確認するそうですので、中1・中2の学年末の結果も持参した方がよいでしょう。なお、単願のみ、「意欲・真面目・努力・実績」に関する加点があるそうです。コースによって範囲が違いますが、個別面談時にご相談ください。併願で受験する際、こちらの合格制度は、スライドダウン制度となっています。ご注意ください。

 
 


11 川越東高校


 
 川越市にある男子の進学校で、星野学園によって昭和59年に創立された学校です。朝霞市から通学する場合、東上線の上福岡駅からスクールバスで15分程度です。辺鄙な所に学校をつくってしまったとおっしゃっていましたが、その分校地は広大で、大きなグランドや体育館をはじめ、充実した設備があります。体育館は、日本の高校・大学の中で最大で、今年は第一グランド(サッカー場)が人工芝になりました。夏の炎天下では、地下の配管から地上にミストを出して、熱中症対策もできるそうです。

 
 付属の中学校はなく、全員が3年間で4年制大学現役合格を目指します。これまでに中学部を設置する案も上がったそうですが、一つの学校の中に中高一貫生と高校から入学した生徒が混在するのはどうか……という校長先生のお考えにより、今後も中学部をつくることなく、3年間で一貫校の生徒を追い越して現役合格できるような進路指導をしていくとおっしゃっていました。今春の現役大学合格率は84.5%で昨年にの82.1%を上回りました。卒業生446名中、東京大・京都大・一橋大・東工大・東京外語大・北海道大・九州大・筑波大など59名(うち現役42名)、早稲田・慶應義塾・上智・東京理科で133名、ICU・学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政で397名と、重複合格者はいるとしても、県内の進学校では県立・私立を問わず、最高の水準だと思います。指定校推薦枠も多く、早稲田6名、慶應1名、上智2名、東京理科6名、明治4名、立教9名、青山学院6名、中央11名、法政7名など、卒業生たちの頑張りもあり多くの指定校枠を持っています。

 
 夏休みと冬休みには講習が行われ、参加は任意ですが、実際にはほぼ全員が参加しているそうです。6週間ある夏休みの間、4週間講習があり、その期間は午前中が講習、午後が部活とはっきり決まっています。講習と部活が重ならないため、全員が午前中は普段と同じように勉強し、午後からそれぞれの部活に取り組んでいます。このように、「文武両道」が大切にされている学校で、部活動の総加入率は87%です。先生は、学業もしながら受験勉強もしっかりやる!! これが自慢だとおっしゃっていました。ちなみに、プロ野球・東北楽天イーグルスの高梨投手は、川越東高校の卒業生です。

 
 コースは「理数コース」と「普通コース」の2コースに分かれています。ただし、東高の理数コースは理科数学系という意味ではなく、1年次は成績上位のクラス(他校の特進クラスにあたる)、2年時以降は国立大志望のコースという意味です。そのため、理数コースの生徒は私立大学の指定校推薦を使うことができません。理数コース内に「国立文系」「国立理系」を、普通コースにも「国立文系」「国立理系」「私立文系」「私立理系」作ってのカリキュラムです。
入試に関しては、単願・併願とも、3科内申・9科内申・偏差値の3つ全てが必要です。もちろん、いずれかが若干基準に満たない場合も受験でき、その場合の合格率も高いといえるので、積極的に受験してほしいとのことでした。また、面接なし・調査書不要の特待生入試もあります。入試当日の得点のみで判断し、上位5パーセントがA特待生(入学金・施設費・3年間の授業料等免除)、上位12%がB特待生(入学金・施設費免除)として合格できます。受験料も1万円に抑えているので、得点力のある生徒は挑戦してほしいとおっしゃっていました。また、単願入試や併願入試を受験した生徒に限定して、この特待生入試が半額(5千円)の受験料になります。ただし、入学手続き日が3月9日の県立高校合格発表当日のみとなりますので、注意が必要です。個別入試相談については、学校説明会に参加することが条件になります。いずれにせよ、本当の意味での「学力勝負」の受験です。

 
余談になりますが、校長先生のお話によると、「東高は広告宣伝費をほとんど使わないため、学費や施設費を家庭に負担していただくことがなく、スクールバスも白ナンバーなので、一切費用はかかりません」とのことです。スクールバスの無料はありがたいですよね。


 
 

10 日大豊山高校


 
日本大学の付属校で唯一の男子校です。有楽町線の護国寺駅一番出口から徒歩30秒。地下2階、地上11階建ての防災完備もととのった新校舎です。様々な学部をもつ日本大学に進学することができるのも魅力です。
平成28年度卒業生の大学現役合格率は94.2%となっています。多くは日本大学に進学していますが、国公立大学やGMARCH以上の大学への合格者数も増やしています。男子校の特徴からか、日大理工学部への進学者数は他の学部に比べ非常に多いようです。

 
高校生活の面においては、男子力の育成として「強く、正しく、おおらかに」を心掛け、男子の、叱りやすく褒めやすいという特徴を生かした関わりをしているそうです。男子は女子に比べ、語学を学ぶこと、人とのコミュニケーションに消極的ですが、ネイティブの先生とのフリートークが気軽にできる場をつくったり、チューター制をとって、OB学生が補習の先生役を担って交流の機会をつくったりするなど、様々な工夫を試みているそうです。
 
入試の形態は、推薦入試(単願のみ)と一般入試となっており、推薦基準においては、外部模試の偏差値は見ず、内申5科や9科のみになります。

 
 


09 細田学園高校


志木市にある共学校です。東武東上線志木駅から徒歩で12分、もしくはバスで5分です。朝霞からは自転車で通学している生徒が多いようです。新校舎が一昨年の8月に完成し、生徒たちは落ち着いた空間の中で気持ちよく勉強ができるようになりました。

今年度より新コースが開設されます。「選抜Gコース」です。英語教育に特化したカリキュラムで、国際教育に強い難関大学を目指すコースとのことです。その他には、特進H、特進、選抜Lという学力重視のコースと、進学α、進学βのコースがあります。どのコースもチャレンジ入試ができます。また、当日点で好成績を収めれば、奨学生の権利も得られます。

特進Hや特進クラスについては、勉強時間や内容もかなりハードなところがあるようですが、成績は向上しているようです。本人のモチベーションが大事でしょう。バレーボール部とサッカー部、野球部、吹奏楽部は強化指定部になっています。こちらの方面で高校生活を充実させたい生徒もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 
 

08 大宮開成高校

さいたま市大宮にある共学の進学校です。朝霞市から通学する場合、東上線からJR武蔵野線、埼京線か京浜東北線に乗り換え、大宮駅東口からバス(スクールバスではありません。)に乗るか、20分歩くかです。バスに乗って「天沼町」で下車すると、目の前が同校の正門になっています。バスは頻繁に出ているようです。



コースは、特進選抜先進コース、特進選抜Ⅰ類コース、特進選抜Ⅱ類コース、特進選抜Sコースの4つです。
全てのコースにおいて、質の高い授業を展開し、全てのコースで文武二道を奨励しています。部活動はどの部も週5日までときまっていて、原則日曜日はお休みとしているそうです。平日も、授業後の1~2時間程度が部活動の時間となります。限られた時間の中でベストを尽くすことを、各部は工夫してやっているようです。



高校入試の日程は、単願が1月22日(日)、併願A(併願校の中では大宮開成が第一志望の生徒対象)が1月23日(月)、併願B(併願校の中で大宮開成が第2志望以下の生徒対象)が24日(火)です。入試当日の点数次第で、何段階でも上のコースに複数合格できるという「安心受験応援制度」を採用しています。
単願・併願推薦基準の偏差値の計算方法やクリア回数が非常に複雑ですので、受験を考えている人は聞いてください。ひとつ付け加えておくと、「内申点の基準値をクリアした生徒には、当日点に加算優遇をしますが、それでも得点が低い生徒は不合格にしています。」とのことです。反対に、偏差値基準をクリアした生徒の不合格は、ほとんどありませんでした。実力勝負です。また例年、受験シーズンはインフルエンザが蔓延しやすい時期です。こちらの学校では、万が一の時のために、2月4日(土)に追試験をさせてくれることになっています。

 
 


07 淑徳巣鴨高校

 
東京都豊島区にある共学校です。東武東上線北池袋駅より徒歩15分、または池袋駅東口から都営バスに乗り約10分のところにあります。バスは正門のすぐ前に停留所があり、通学にはすごく便利そうです。2019年に創立100周年を迎えます。教育理念は「感恩奉仕」仲間と感動を共有し、誰にでも感謝できる「おかげさまの心」を身につけ、ともに生きる力を養います。英語教育にも力を入れ始め、校舎内には常にネイティブ講師が複数名いる環境も取り入れています。また、電子黒板(全教室に設置)で、教員や生徒のiPadと簡単に接続ができ、ICT教育やアクティブラーニングに対応しています。


2017年大学合格実績は、国公立15名,早慶上理46名,GMARCH144名,成成武明独國110名,日東駒専215名などを達成しています。募集は2コース5クラス体制。選抜コース(アルティメットクラス,プレミアムクラス,選抜クラス),特進コース(特進クラス,特進私文クラス)です。文系・理系の選択は2年生からになり、付属の中学から進学してきた一貫生とは別クラスです。



英語力強化支援として、海外留学(1年留学,3か月留学)を用意しています。1年留学では、提携高校に在籍し、単位互換が可能なため高校を3年間で卒業できます。また、留学中の学費に対しての留学支援金制度も設けています。



学校の特色として、「スポンサー講座」があり、著名人(レスリングの吉田沙保里さんや慶應大学病院の先生、Microsoftや明治製菓,小学館の社員など)をお招きして、生徒を前に講演をしていただく場を用意しています。在学中にたくさんの刺激を得ることにより、自分の目標を見つけ、仲間とそれを目指すことをさせたいと副校長先生もおっしゃっていました。
部活動では、リオ五輪に出場した池江選手、長谷川選手の水泳部をはじめ、バトミントン部、剣道部、空手道部などが活躍しています。
推薦入試の基準等は、みらい学舎でも確認をとれていますので、お気軽にご質問ください。


 
 

06 淑徳高校

 
東京都板橋区にある共学校です。東武東上線ときわ台駅より徒歩13分のところにあります。2013年に新校舎が完成しました。ICT教育やアクティブラーニングに対応した「次世代対応型校舎」となっているそうです。また、今年度より校長先生はじめ、人事異動がありました。子どもの心を大切にしながら、子どもたちの大学進学の夢をかなえるために、教師一丸となって、よりよい授業ときめ細やかな面談を重視しながら取り組まれています。


10年前に比べて、難関大学合格者が275名増加し、3年連続早慶上理ICUに100名越え、4年連続GMARCHに200名越えを達成しています。コースは3つ。スーパー特進コースと特進選抜コース、そして約30年という実績をもつ留学コースです。


留学コースは高校1年生の夏から全員が1年間の海外留学(米・英・加・豪より選択)を休学せずにします。内進生との混在クラスで1クラス編成です。高校から入る場合は単願のみとなります。今年度は7月30日に留学コースの説明会が予定されています。人数が限られているので、他のコースよりも早め(10・11月頃)に個別相談がクローズするらしいので、志望校として考えている方は、説明会への参加をしたほうが良いでしょう。


学校全体の昨年度からの取り組みとしては、21世紀のリーディング校をめざして「Sプロジェクト28」が始動しています。希望制の海外キャンプ、国際派リーダープログラム(きらめき未来塾・次世代リーダー養成塾・アジアユース人材育成プログラム・おもてなし親善大使)など、新たな自分と出会えるプログラムがあるようです。

 
 

05 浦和麗明高校


武蔵野線・京浜東北線南浦和駅東口より徒歩10分のところにあります。平成30年度入試より男女共学高、今回から男女募集になります。
 
現在、新校舎や体育館を建設中で、建設が終わるまでは、説明会等は学校外の施設を利用して行います。詳細はHPなどを確認してください。

進学に特化したコースとしては、難関国立・私立大を目指す『特選(Ⅰ類・Ⅱ類)コース』『特進(Ⅰ類・Ⅱ類)コース』、中堅私大を目指す『進学コース』あります。これらのコースは入試当日点によるチャレンジ受験(コースアップ)が可能です。

同じ系列校の叡明高校が3年目を迎え、徐々に人気があがり、上位コースの層が増えています。浦和麗明高校も、共学校となるとともに、5年後にはさいたま市の進学校としての立場になるべく、指導にも力を入れていくとのお話がありました。

・小規模の良さをうまく活用し、きめ細かな対応をしていく

・1年次は無関心を関心に変え、選択肢を広げるために、様々な職業観を付ける取り組みを行う

・2年次には学びの分野を知るために、大学の模擬授業を受けさせてみたり、個別相談をしっかりしていったりする

・3年次その上で、それぞれの志望校に合わせた受験対応をしていく

こういった数年先の具体的な目標設定を掲げ、取り組んでいる様子が、説明会での先生方のお話から伝わってきました。
「中学では勉強をさぼっちゃったな。高校では勉強にも力を入れて、大学をめざしたい。」そんな気持ちをもった生徒には良いかもしれません。


 
 


04 叡明高校


越谷レイクタウン駅徒歩5分のところにあります。男女共学校となり3年目を迎え、全学年の生徒が叡明高校となってから入学した生徒となりました。男女比も今年の1年生は5:5だそうで、コースの人数構成も変化してきています。地元の関心は高く、受検者も入学者も増えています。越谷レイクタウンと聞くと少し遠く感じられるかもしれませんが、北朝霞から武蔵野線一本で行けます。

普通科は全部で4コースで、国公立・超難関私大 早稲田・慶応を目指す『特進選抜コース(奨学生)』、超難関私立大 GMARCHレベルを目指す『特別進学コースⅠ類・Ⅱ類(奨学生制度対応)』、中堅私大 成成獨國・日東駒専レベルを目指す『進学コースⅠ類・Ⅱ類』、有名私大 大東亜帝国レベルを目指す『進学コースⅢ類』があります。その他に情報科があり、潜在的な女子の力を注入してもらおうと、CG作成技術(デザイン技術やWebデザインなど)や情報モラルについての授業に力をいれ、専門学校や大学進学に対応しようとしています。

校舎には「メディアセンター」という、パソコンを自由に使える場があり、授業には予備校講師によるネット配信授業やNHK高校講座など、ネットを活用した授業を取り入れています。さらに、効率よく大学合格が狙えるような無駄を省いた、思い切ったカリキュラムを実現していくそうです。次の大学入試が、叡明高校となって初となります。気合が入っています。
 
 


03 秋草学園高校

 
狭山市にある女子高です。朝霞・和光からは、東武東上線でふじみ野駅まで行き、そこからスクールバスがでています(乗車時間約30分)。

他の私立高校が共学校になっていく中、こちらの学校は、「To improve my ability ~女の子はもっと伸びる~」ことを信じ、秋草学園高校ならではの、社会で活躍する女性の育成を目指しています。「女の子には女の子の伸ばし方がある」~成熟度、言語能力、友人関係など、それぞれに男子とは違った特性があり、それを十分承知している先生方が3年間面倒をみてくれる。そこが、秋草学園高校の強みということでしょう。

秋草学園では、確かな学力の定着を目指し、どのコースも月曜~金曜授業を45分×7時限とし、土曜日も講座を開催、進路希望に合わせて選択受講ができるようにしたそうです。近年は、看護・医療系を希望する生徒が増えているそうで、それに伴ったガイダンスや進学講座も開設しています。具体的な内容は、オープンスクールなどに参加するとよいでしょう。

コースは、特進選抜コース、進学選抜コース(α類・β類)、進学コース、幼児教育・保育進学コースがあります。今年度より幼児養育保育進学(単願)のコースにも、奨学生制度が適用されます。また、部活動奨学生推薦制度もあり(単願のみ)、県大会や関東大会以上に出場した人が対象となっています。内申基準などの詳細はみらい学舎にお問い合わせください。
また、オープンスクールに参加するとポイントが1点加算されますので、受験を考えている人は参加してみましょう。ただし、何回参加しても1点しか加算されませんので、その点は注意してください。

 
 


02 城北高校
 

板橋区にある男子の進学校です。東上線上板橋駅から徒歩10分と、朝霞からは通学しやすいといえるでしょう。
中学校から上がってくる一貫生と高校から入学する生徒がいますが、高1では中入生と高入生は別のクラス・カリキュラムで勉強し、高2から文系コース・理系コースに分かれます。
昨年度と同様に、29年度入試も、推薦入試(1/22<日>募集約20名)と一般入試(2/11<土>募集約65名)がそれぞれ1回ずつ行われる形になります。また、出願・合格発表・入学手続はインターネットで行うことができます。

29年度推薦入試の数学の問題では、新たな取り組みがなされました。空間図形の問題で、iPadを利用して図形を様々な方向から眺めて解かせる問題を出題したのです。今後もこのような取り組みは続けられていきそうです。
というのも、城北高校は3年ほど前からICT教育の整備をはじめており、年々確実に授業の中に取り入れられ、「iRoom」という教室も作りました。学校説明会においてもICTの活用の実践の様子が感じられ、先生方のこれまでの努力を感じました。子どもたちの方こそ、こういった機器を活用した授業には、抵抗なく入っていくのだと思います。今後の城北のICT教育に注目です。

一般入試は従来通りの入試でした。特定科目によるいわゆる「足きり」はありません。また、延納制度が補欠繰上げ合格者にまで適応されることになりました。
推薦・一般入試いずれも、実力で受ける試験です。数十点差の間で合否が分かれます。基本的な問題でミスをしない、日頃からの意識が重要です。
なお、説明会では入試問題の傾向と対策についての話も聞いています。過去問もありますので、ご覧になりたい方はみらい学舎にお問い合わせください。

 
 

01 西武台高校
 

新座市にある共学校です。柳瀬川駅から歩くのが少し大変ですが、朝霞・和光から近い学校の1つです。

また、北辰テストの会場としても利用されていますので、行ったことがある人も多いでしょう。
コース編成は4コース。特進Sコース(平日7時間、土曜授業あり)・選抜Ⅰコース・選抜Ⅱコース・進学コースがあります。特待生の対象は特進Sコースのみです。

今年の夏はWi-Fiの環境整備を行い、ICT環境の向上をしていく予定だそうです。生徒全員にクロームブックを持たせ、いつでも学べる環境を整え、学力向上を目指していくようですね。また若い教師人が増え、生徒たちとの距離もぐっと縮まってきているそうです。もちろん、職員研修はしっかりされているとのことでした。
単に学力向上に傾倒するのでなく、従来通り、多彩なイベントや活動を通して生きる力、自己肯定感をはぐくむことを大事にし、根っこの部分を育てることこそが、学力向上につながるのだという考えで、年間の行事などを組んでいるそうです。

今年度は、各コースの基準値に変更がありました。内申も偏差値もそれなりに揃えていくことが必要になります。またこれまで通り、部活動や検定、作品展、皆勤賞などの条件も各種あるので、勉強以外のがんばりも無駄にはなりません。

日々の努力の積み重ねが大事になります。志望校として考えている人はぜひがんばってください。