みらい学舎

2017年塾対象高校説明会レポート



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31 豊島学院高校
30 昭和鉄道高校
29 城北埼玉高校
28 日本大学鶴が丘高校
27 大宮開成高校
26 城西大付属川越高校
25 川越東高校
24 浦和学院高校
23 豊島岡女子学園高校
22 星野高校(共学部・女子部)
21 帝京高校
20 大東文化大学第一高校
19 細田学園高校
18 佼成学園高校
17 日本大学豊山高校
16 山村学園高校
15 西武学園文理高校
14 淑徳高校
13 東京農業大学第三高校
12 日本大学豊山女子高校
11 叡明(えいめい)高校
10 浦和麗明高校
09 秋草学園高校
08 大妻嵐山高校
07 自由の森学園高校
06 駒込高校
05 山村国際高校
04 十文字高校
03 城北高校
02 西武台高校
01 明治学院東村山高校



31 豊島学院高校



豊島区にある共学校です。北辰テストの会場になっているため、中3の皆さんはもう行き慣れていると思いますが、東上線の北池袋駅から歩いて10分程度、池袋駅からでも徒歩15分程度で通学できます。東上線一本で通学できる便利な学校といえるでしょう。
国公立大・難関私大に対応する「特別進学類型」、G-MARCHレベルの上位私大に対応する「選抜進学類型」、成蹊・成城・國學院・明治学院などの中堅私大に対応する「普通進学類型」の3コースです。「特別進学類型」と「選抜進学類型」は週4日7時間授業があり、その他にも集中授業・特別講座・勉強合宿・チューター制などの進路指導が行われています。この春は、北海道大学・東京学芸大学国公立や慶應、上智、東京理科、学習院、明治、青山学院、中央、法政などの合格率が上がり、現役合格率は90%を超えていたそうです。
自分の持っている内申点や偏差値によって、個別相談でコースを相談しますが、チャレンジ志願制度という制度があり、入試当日の得点次第で上のコースに入ることも可能です。希望者は、受験類型とチャレンジ類型の2類型に登録することができ、入試結果により、まずチャレンジ類型で合否を判定します。合格ならチャレンジ類型で合格、不合格の場合も、受験類型の合格めやすを満たしていれば、受験類型で合格となります。ぜひ挑戦してみると良いと思います。
体験入学に参加し、人物が良好な生徒(明るい、努力家など)には、人物加点が与えられます。受験を考えている人は、体験入学に積極的に参加するようにしましょう。また、併願の場合、延納金は必要ありませんので、併願として安心して受験できると思います。


30 昭和鉄道高校



下記、豊島学院高校の向かいにあり、学校祭やいくつかの部活は豊島学院と一緒に活動しています。開校88年目、共学化して今年で13年目です。まだまだ女子の割合は1割に満たないようですが、鉄道業界に興味を持っているという点において、男女差は気にならない、とビデオ上映での女子生徒は話していました。校名に「鉄道」がついているだけに、鉄道関連企業への就職を志望する生徒が多いです。しかし、近年はさらに学ぶために大学進学を選択する生徒も増えています。就職・進学と、様々な進路を見据える生徒たちには、それらをバックアップしてくれる先生方の力は大きいでしょう。今年度の高3生、すでに170名の就職志望者のうち、103名が内定を決めたそうです。今後、昨年並みに内定者をだしていきたいと話していました。
鉄道は日との生命を預かるとても責任ある仕事。そのためには使命感や人に対してのおもいやりをもって仕事に取り組む姿勢が大事になります。昭和鉄道高校では、「社会人としてのマナー教育」「人間関係の構築」「安全教育」を軸に、その点をしっかりと教育しているそうです。2020年には「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されます。29年度の受験生が高校を卒業した年に「おもてなし」がしっかりとできるような社会人1年生が誕生していくのでしょうね。
高校入試に関しては、下記の豊島学院同様に、積極的に体験授業やオープンスクールに参加して、「ぜひこの学校で学びたい」と思えるような生徒を歓迎してくれるようです。内申点や偏差値に対しての加算措置もありますので、詳細はお聞きください。


29 城北埼玉高校



川越市古市場にある男子の進学校です。朝霞市から行く場合、上福岡駅で下車し、スクールバスに乗って10分程度です。上福岡駅から歩いていけなくはないですが、30分くらいかかるので大変でしょう。付属の城北埼玉中学校からの一貫生と高校入試で入学する生徒がいます。
説明会では森泉校長先生から、まずお話がありました。学校説明会でもお話をしていることを紹介してくださいました。
①受験はプラス思考で!あわてず・あせらず・あきらめず!・・・第一志望を県内上位校や難関高校をめざしている生徒の併願校として城北埼玉高校を志望する生徒が多いのですが、あえて、「第一志望は変えない、諦めない」と説明会に来る受験生たちに話をしているそうです。その上で・・・
②城北埼玉高校は「最強の併願校」を目指す・・・第一志望校をさいごまであきらめることなく、勉強し続けることを努力してきたチャレンジ精神と向上心あふれる生徒を求めているとのことです。城北埼玉高校の受験は1月下旬に早々に終わってしまいますが、その後、3月の公立入試まで、勉強はすればするほど伸びていくものです。一番伸びる時期を逃さず、しっかりチャレンジしてほしい。そんな思いが伝わってきました。
29年度は募集定員が80名から120名に増える予定です。校長先生も自ら個別相談の対応をされているそうです。直接お話を伺ってみるのもいかがですか。


28 日本大学鶴が丘高校


東武東上線で池袋に出て、山手線か埼京線で新宿に。京王線に乗り換え、明大前駅下車。そこからスズラン通りを通って徒歩約8分のところにあります。
日大鶴ヶ丘高校は、日本大学の「正」付属高校の一つです。普通コースは大半が日本大学に進学できます。。とはいえ、第一志望の学部に行くには日ごろの学びが大事です。鶴ヶ丘高校では、キャリアガイダンスや面談等を通して学部第一志望を決め、第一志望進学を目指して日々の授業を受け、基礎学力到達度テストで結果を出せるように導いているそうです。また、他大学受験・進学者も毎年徐々に増えているので、その対策も行っているとのことです。ちなみに日大進学者対象の、卒業前試験では、付属・系列校の中で3年連続第1位の結果だそうです。もう一つのコース、特進コースは、徹底した3年間のハイレベルな授業を通して、国公立・難関私大への一般入試での合格を目指しています。両コース合わせての現役合格率は95.1%です。
現在の校長先生と教頭先生は、日大鶴ヶ丘で教鞭をとって30数年という、鶴ヶ丘の伝統を知り尽くした先生です。そのような先生を筆頭に、「チーム鶴ヶ丘」として、日々の高校生活、そして大学進学や将来に向けて、今しか経験できない生徒たちの「今」に寄り添った指導を行っていることがよく感じられました。


27 大宮開成高校



さいたま市大宮にある共学の進学校です。朝霞市から通学する場合、東上線からJR武蔵野線、埼京線か京浜東北線に乗り換え、大宮駅東口からバス(スクールバスではありません。)に乗るか、20分歩くかです。バスに乗って「天沼町」で下車すると、目の前が同校の正門になっています。
今年度より、特進選抜先進コース、特進選抜Ⅰ類コース、特進選抜Ⅱ類コース、特進選抜Sコースの4つのコースに再編されました。高校入試の日程は、単願が1月22日(日)、併願A(併願校の中では大宮開成が第一志望の生徒対象)が1月23日(月)、併願B(併願校の中で大宮開成が第2志望以下の生徒対象)が24日(火)です。入試当日の点数次第で、何段階でも上のコースに複数合格できるという「安心受験応援制度」を採用しています。
単願・併願推薦基準の偏差値の計算方法やクリア回数が非常に複雑ですので、受験を考えている人は聞いてください。ひとつ付け加えておくと、「内申点の基準値をクリアした生徒には、当日点に加算優遇をしますが、それでも得点が低い生徒は不合格にしています。」とのことです。反対に、偏差値基準をクリアした生徒の不合格は、ほとんどありませんでした。実力勝負です。また例年、受験シーズンはインフルエンザが蔓延しやすい時期です。こちらの学校では、万が一の時のために、2月4日(土)に追試験をさせてくれることになっています。


26 城西大付属川越高校


川越市にある男子の進学校です。東上線の朝霞から川越まで行き、スクールバスで15分程度です。昨年度より校長先生が変わり、説明会では、具体的な目標(学校運営や進路実績)とそのための行動や指示内容を示されていました。また、多くの若手教師陣という布陣になって5年目となり、昨年は改革後初めての卒業生が出たことになります。国公立大学の合格者数は合計31名と、まだ課題はありそうですが、私大(GMARCH)への合格者数は76名→87名→135名と3年間で倍近くになりました。説明会では高校生活の現状について分かりやすく、熱意あふれる高校生活全般の現状報告がありました。一昔前の校内の雰囲気とは一変していて、勢いを感じました。
城西川越高校の生徒には、中学から進学してくる内進生と高校から入学してくる高入生がいますが、高校2年次までは別クラスで編成され、高校3年次からは、14通りの大学受験用カリキュラム(昨年は13通り)の中から生徒各自が選択し、すべてのクラスの垣根(内進生・高入生・進学・特進コース・特選クラス等)をなくしてカリキュラムごとのクラス編成となるそうです。部活動は特選クラスも含め、だれもが任意で入れます。スポーツ推薦で選手を集めてはいませんが、近年は陸上部が4×100Mリレーで、インターハイ出場を決めるなど、勢いが感じられます。しかも、メンバーはみな高校入学後に陸上競技を始めたといいます。面倒見の良さ、授業内容の工夫など、学校体験や個別説明会などで、自分の目で確認してみてください。
入試要項については、1月22日(一般入試単願と帰国生入試はこの日のみ)と23日に行い、24日に発表です。ただし、同校を併願した場合の手続き日が2月18日のため、県立高校が第一志望である場合は、延納金20,000円を払わなければなりません。


25 川越東高校



川越市にある男子の進学校で、星野学園によって昭和59年に創立された学校です。朝霞市から通学する場合、東上線の上福岡駅からスクールバスで15分程度です。辺鄙な所に学校をつくってしまったとおっしゃっていましたが、その分校地は広大で、大きなグランドや体育館をはじめ、充実した設備があります。体育館は、日本の高校・大学の中で最大で、今年は第一グランド(サッカー場)を人工芝にするそうです。
付属の中学校はなく、全員が3年間で4年制大学現役合格を目指します。これまでに中学部を設置する案も上がったそうですが、一つの学校の中に中高一貫生と高校から入学した生徒が混在するのはどうか……という校長先生のお考えにより、今後も中学部をつくることなく、3年間で一貫校の生徒を追い越して現役合格できるような進路指導をしていくとおっしゃっていました。今春の現役大学合格率は82.1%で昨年にの78.0%を上回りました。卒業生497名中、一橋大・東北大・北海道大・筑波大で7名、早稲田・慶應義塾・上智・東京理科で68名、学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政で285名と、重複合格者はいるとしても、県内の進学校では県立・私立を問わず、最高の水準だと思います。指定校推薦枠も多く、早稲田6名、慶應1名、上智2名、東京理科6名、明治4名、立教9名、青山学院7名、中央13名、法政7名など、卒業生たちの頑張りもあり多くの指定校枠を持っています。
夏休みと冬休みには講習が行われ、参加は任意ですが、実際にはほぼ全員が参加しているそうです。6週間ある夏休みの間、4週間講習があり、その期間は午前中が講習、午後が部活とはっきり決まっています。講習と部活が重ならないため、全員が午前中は普段と同じように勉強し、午後からそれぞれの部活に取り組んでいます。このように、「文武両道」が大切にされている学校で、部活動の総加入率は91%です。
コースは「理数コース」と「普通コース」の2コースに分かれています。ただし、東高の理数コースは理科数学系という意味ではなく、1年次は成績上位のクラス(他校の特進クラスにあたる)、2年時以降は国立大志望のコースという意味です。そのため、理数コースの生徒は私立大学の指定校推薦を使うことができません。理数コース内に「国立文系」「国立理系」を、普通コースにも「国立文系」「国立理系」「私立文系」「私立理系」作ってのカリキュラムです。
入試に関しては、単願・併願とも、3科内申・9科内申・偏差値の3つ全てが必要です。もちろん、いずれかが若干基準に満たない場合も受験でき、その場合の合格率も高いといえるので、積極的に受験してほしいとのことでした。また、面接なし・調査書不要の特待生入試もあります。入試当日の得点のみで判断し、上位5パーセントがA特待生(入学金・施設費・3年間の授業料等免除)、上位12%がB特待生(入学金・施設費免除)として合格できます。受験料も1万円に抑えているので、得点力のある生徒は挑戦してほしいとおっしゃっていました。また、単願入試や併願入試を受験した生徒に限定して、この特待生入試が半額(5千円)の受験料になります。ただし、入学手続き日が3月10日の県立高校合格発表当日のみとなりますので、注意が必要です。個別入試相談については、学校説明会に参加することが条件になります。いずれにせよ、本当の意味での「学力勝負」の受験です。
余談になりますが、校長先生のお話によると、「東高は広告宣伝費をほとんど使わないため、学費や施設費を家庭に負担していただくことがなく、スクールバスも白ナンバーなので、一切費用はかかりません」とのことです。スクールバスの無料はありがたいですよね。


24 浦和学院高校



さいたま市にある共学校です。生徒数約2,800人(一学年24クラス)というマンモス校ではありますが、副校長曰く、「生徒数は多くともおおざっぱではありません」と。すなわち、一人一人の生徒をしっかりフォローする体制をとっているとのことでした。例えば、部活動については、生徒が自由に選ぶことができる多様な部をそろえています。有名所の野球部や昨年度全国優勝のハンドボール部、ソングリーダー部(チア)は実績があり、サッカー部も元オリンピック選手をコーチとして招聘し、パワーリフティング部は世界大会3位、女子テニス部は全国大会3位と活躍をしているようです。また昨年度からは、生徒からの具体的な要望と提案が採用され、軽音部と文芸部ができたそうです。ダンス部や漢楽部も数年前に創部しています。生徒たちが思いを行動に移せば、それに応えてくれる学校ともいえます。
朝霞市から通学する場合、朝霞台(北朝霞)で武蔵野線に乗り換え、東川口駅で下車、北口からスクールバスに乗り15分くらいです。このスクールバスは無料運行をしています。大宮駅から国際興業バスに乗って行くこともできますが、バスが1時間に2本しかなく、駅から30分もかかるため、大変かと思われます。
コースは、3つの類型・10のコースに分かれています。入学後にコース分けをするのではなく、入学の段階でコース別に分かれているため、各コースの特徴・目標・進路(どんな大学を目指すのか)をよく踏まえて、自分に適したコースを選択してほしいとのことでした。特進類型は、国公立・難関私大合格のために改革を進めているところです。夜9時まで自習室を開放し教員2名常駐、オンデマンド34講座の導入、ipadの導入など、独自の取り組みで生徒の合格を応援しています。平成27年度の大学・短期大学現役進学率は85.8%。同程度の偏差値クラスの公立高校と比較してみると、この率が高い数字だということがわかります。
学校教育の柱として、「ライフスキル教育」を掲げています。学校生活、卒業後の進路、家庭生活、仕事…どのような環境にあっても、そこは人間がつくる「社会」です。人とどう関わって生きていくのかという「力」を養うのも、この高校生活に必要であろうという考え方です。また、近い将来の東京五輪では、多くの外国人が来日しますので、国際教養にも力を入れています。
推薦入試には中学校推薦と保護者推薦があり、現在は中学校推薦が1割、保護者推薦が9割程度だそうです。これまでは中学校推薦は内申の基準、保護者推薦は偏差値の基準を用いていましたが、平成26年度入試から、保護者推薦にも内申基準が追加され、「自己PR]「単願特例」「作品推薦」となっており、生徒の希望するコースにあわせた推薦の種類があります。また、他の私立高校に比べて「奨学金」「補助金」「就学支援金」への学校としての意識も高く、マンモス高校だからこそ支援金に対してもしっかりと対応していこうとする姿勢に好感が持てました。


23 豊島岡女子学園高校


東武東上線やJR線など池袋駅東口から7分、有楽町線東池袋駅から2分と、非常に交通の便がよく、創立124年の伝統校です。創立当初が女子裁縫専門学校だったことから、現在でも毎朝5分間の運針の時間があります。集中力を高める、何事も続ければ上達する、手先を動かすことで脳のウォーミングアップにも効果があるということです。学校全体が静寂に包まれる時間があるというのは良いですね。校内も清潔感があり、女子高の落ち着きを感じました。
豊島岡女子学園は理系が強い学校、というだけあって、授業以外の学びの取り組みも魅力的です。今年は東京電機大学との連携で「豊島岡重量挙げコンテスト」というものづくりプロジェクトを開催したそうです。チームごとに工夫をこらした手作りロボットが、決勝戦では5キロのダンベルを持ち上げたとのこと!
また、Academic Dayという、答えのない課題に対して、自分で新たな道を開いていくことに挑戦する取り組みも行っているそうです。多くの生徒たちがこの取り組みに参加し、今度この発表会が9月17日にあるそうです。
説明会時に流れたビデオで、生徒たちは「勉強をしたい人にはお勧めの学校」と話していました。現在は、東京・埼玉・神奈川などの公立上位校や、早慶、お茶大附高などの併願校として、多くの受験生がチャレンジしています。コースとしては文系も理系もしっかり整えられていますので、「私は理系科目が苦手だから…」とあきらめることなくチャレンジしてみるのも良いでしょう。
ちなみに部活動は原則全員がいずれかに所属することになっています。ダンス・合唱・囲碁・軽音・書道・競技かるた等、活躍している部もあります。


22 星野高校(共学部・女子部)


川越市にある進学校です。女子部は今年度、創立120年目をむかえます。共学部の石原キャンパスは東上線の川越駅からスクールバスで10分程度、女子部の末広キャンパスは川越市駅から徒歩12分程度です。星野といえば女子部のイメージが強いかもしれませんが、近年は共学部の男子入学者数が女子を上回ってきたそうで、共学部の認知も広まってきています。共学部と女子部は、校舎と授業は別々ですが、式典・行事・クラブ活動・進路指導などは一緒に行われます。ちなみに、同じ川越市にある川越東高校(男子校)とは兄弟校です。
共学部は「S類」「α選抜」「β」「総合教養」の4コースに、女子部も「Ⅲ類(特進選抜)」「文理特進・英語特進」「文理英語」「国際教養(新設)」の4コースになっています。
女子部に新設された「国際教養コース」は、基礎力の養成から始め、3年間で有名大学に進学できるように、分かる授業に徹したコースとのこと。女子部の他のコースと同じカリキュラムで進んでいく、普通科課程のコースです。
また、昨年度までの特待生制度は女子部だけでしたが、今年度からは共学部にもこの制度を設置するそうです。また特待生の種類も3種あり、特待生を狙える枠が広がりました。併願の場合、延納金・延納手続きなしで、公立高校の合格発表まで待ってもらえるので、公立第一志望の人も安心して受験できると思います。


21 帝京高校



板橋区稲荷台にある共学校です。最寄り駅は都営三田線板橋本町(徒歩8分)、JR埼京線十条(徒歩12分)、東武東上線中板橋(徒歩20分)です。帝京高校=スポーツ強豪校という認知は、同校としては誇らしいことだそうですが、実際の校内は屈強な選手ばかりを集めた勇ましい学校ではなく、いわゆる普通の中学生・高校生(未完成な生徒)こそが、帝京高校の求めている生徒像だそうです。大学の合格実績も伸びていて、スクールカラーも変化してきています。
コースには、特進コース,進学コース,インターナショナルコース,アスリートコースの4コースがあります。特進コースは、国公立・早慶上智・MARCHに一般受験で現役合格する生徒を育てると目標を掲げています。1期生の主な合格実績としては、お茶の水大、千葉大、東京藝術大、早慶・上智・東京理科大などが出ています。インターナショナルコースには、海外留学課程と英語特化課程の二つの課程があります。海外留学課程は1年夏から2年夏までの1年間英語圏への留学をしますが、留学時の課題提出で単位認定がもらえ、3年間での卒業が可能です。また、海外留学課程と英語特化課程の生徒は同じクラスで英語での授業や会話という生活環境の中で学んでいきますので、中学生のうちから「英語」をベースに考えた進学や将来を意識している生徒には適しているでしょう。また、先輩たちの活躍が評価され、上智大学4名の指定校枠があります。
文理コース改め、進学コースは、多様性への対応を第一に、面倒見の良さを打ち出しています。夏期・冬期講習会の開講もやっており、今年度より「難関私大クラス」を新設しました。また、AO入試対策として、小論文演習なども少人数指導で徹底して面倒見良く生徒と関わっているようです。
帝京の特色として、「医歯薬系の大学・学部」を受験する生徒が多く、入学時より「将来医療に関わる心構えや倫理観を身につけられるようなカリキュラム」が組まれ、病院での1日医師体験なども行っています。また、大学の指定校推薦枠として、北里大学(医学部)、明治薬科大学(薬学部)、東京薬科大学(薬学部)、城西大学(薬学部)、横浜薬科大学(薬学部)、日本薬科大学(薬学部)、帝京科学大学(看護学部)、帝京平成看護短大(看護学部)を持っていますので、医歯薬看護系に進みたい生徒には強みです。特記事項として、帝京グループの大学に「無試験推薦」で進学可能ということが挙げられます。
最後に、高校受験での注意点ですが、埼玉県に在住で、同校の推薦入試(単願・併願)を受験する場合は、一般入試の願書は使えません。必ず個別相談に出席し、「推薦入試用の願書」を入手する必要があります。


20 大東文化大学第一高校


板橋区にある共学校です。東上線の東武練馬で下車し、スクールバスに乗って10分程度です。
同じ敷地内に大学があり、高校の名前からしても大東文化大学にそのまま進学するというイメージが強いかもしれませんが、約5割の生徒が他大学に進学しています。また、上位3分の1に入る成績をとると、大東大への推薦の権利を持ったまま他大を受験できる併願推薦制度があります。大東大自体は文系の大学ですが、高校には理系クラスがあり、理系大学への指定校推薦など理系の他大学に進学できるようになっているため、そこは心配しないでほしいとのことでした。(今後、大学に看護学部が新設されるかもしれない、という話がありました。)
一つの特色として、国際交流と外国語教育に力をいれていることが挙げられます。カナダやNZにある姉妹校との1年間交換留学制度があり、3年間で卒業もできます。春休みや夏休みの短期研修もあります。
部活動の方も、ラグビー部や陸上競技部、チアダンス部、書道部など、運動部も文化部も活発に活動しているようです。
コースは3コース。特別進学クラス・選抜進学クラス・進学クラスがあります。高校入学後もコース変更は可能です。
入試については、チャレンジ入試を採用しており、当日点によれば上位クラスで合格することができます。併願で合格した場合は、公立高校の合格発表まで手続きを延期することができ、その手続きや延納手数料は一切かかりません。


19 細田学園高校



志木市にある共学校です。東武東上線志木駅から徒歩で12分、もしくはバスで5分です。朝霞からは自転車で通学している生徒が多いようです。新校舎が昨年の8月に完成し、生徒たちは落ち着いた空間の中で気持ちよく勉強ができるようになりました。
今回、授業の様子を観させていただきました。最新の機器やソフト教材をを用いて、アクティブラーニング、オンライン英会話など様々な授業を受けていました。オールイングリッシュの授業でも、グループディスカッションの発表でも、生徒たちが臆せずに会話している様子が印象的でした。
入試については昨年と同様となっています。特進H、特進、選抜という学力重視のコースと、進学α、進学βのコースがあります。どのコースもチャレンジ入試ができます。また、当日点で好成績を収めれば、奨学生の権利も得られます。
特進Hや特進クラスについては、勉強時間や内容もかなりハードなところがあるようですが、成績は向上しているようです。本人のモチベーションが大事でしょう。バレーボール部とサッカー部、野球部、吹奏楽部は強化指定部になっています。こちらの方面で高校生活を充実させたい生徒もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?


18 佼成高校



東京都杉並区にある男子校です。副都心線で新宿三丁目に行き、丸ノ内線(荻窪行き)に乗り換え、中野坂上でもう一度乗り換えて方南町駅で下車、徒歩5分にあります。朝霞から1時間圏内です。
丁寧な指導と面倒見のよい少数制をとっており、実際にここ5年間連続して東大生を出しているそうです。
他校では、1年次で中高一貫生と高入生は別クラス編成となるところが多いですが、佼成学園高校は、難関国公立コースにおいて1年次から同じクラスで学びます。それ以外のコースに、文理コースがあります。こちらは1年次は高入生と中高一貫性は異なるクラスで学び、2年次より文系と理系に分かれていきます。


17 日本大学豊山高校


日本大学の付属校で唯一の男子校です。有楽町線の護国寺駅一番出口から徒歩30秒。3月に、地下2階地上11階の新校舎が完成しました。防災にも配慮された、最新設備の整った校舎です。様々な学部をもつ日本大学に進学することができるのも魅力です。
平成27年度卒業生の大学現役合格率は94.5%となっています。多くは日本大学に進学していますが、国公立大学やGMARCH以上の大学への合格者数も増やしています。男子校の特徴からか、日大理工学部への進学者数は他の学部に比べ非常に多いようです。
高校生活の面においては、男子力の育成として「強く、正しく、おおらかに」を心掛け、男子の、叱りやすく褒めやすいという特徴を生かした関わりをしているそうです。男子は女子に比べ、語学を学ぶこと、人とのコミュニケーションに消極的ですが、ネイティブの先生とのフリートークが気軽にできる場をつくったり、チューター制をとって、OB学生が補習の先生役を担って交流の機会をつくったりするなど、様々な工夫を試みているそうです。
入試の形態は、推薦入試(単願のみ)と一般入試となっており、推薦基準においては、外部模試の偏差値は見ず、内申5科や9科のみになります。


16 山村学園高校



川越市にある共学校です。東上線の川越市駅から徒歩5分と駅からも近く、朝霞からは通学しやすい学校で、昨年新校舎が完成しました。
男女共学8年目となり、現在は男子:女子=4:6まで男子入学者も増えています。男子の部活動も、硬式野球部とバスケットボール部が県大会初出場、またサッカー部もあり、充実してきています。
2学期制の完全週6日制で、放課後や定期テスト前、夏・冬・春休み中のゼミが充実しています。特に、放課後に実施されている「進学ゼミ」は予備校の先生25名を招いて行っているそうで、1年生から大学受験に向けての取り組みができる体制になっている印象を受けました。
コースは
①特別進学コースSAクラス:最難関大学を目指したハイレベル授業(すべての部活で活動可能になりました)
②特別進学コース文理クラス:国公立大・難関私大を目指した主要教科習熟度別学習編成
③総合進学コース選抜クラス:中堅大学一般受験を目指した主要教科習熟度別学習編成
④総合進学コース進学クラス:学校行事、部活動に積極的に参加しながら大学進学
があり、願書の段階でアップスライド合格を希望すれば、当日点次第で一つ上のコースでの合格が得られます。
個別相談に出席した生徒に対し、「合格安全圏」の判定の場合には後日手紙で判定書が送付されるそうです。判定の基準に関しての詳細は、みらい学舎にお問い合わせください。なお、部活動の部長・副部長や委員会の委員長・副委員長など、特別配慮事項も様々あります。定期テスト以外にも、この3年間でがんばってきたことなどがあれば、ぜひ伝えてみてください。なお、部活動特待生や硬式野球部小学生については、山村学園高校の部活動顧問の先生より該当者の生徒に対して、声掛けをする制度となっています。自己推薦ではないのでご注意ください。


15 西武学園文理高校


学校は狭山市にありますが、東武東上線川越駅よりスクールバスが出ています。学科は、エリート選抜東大クラス・普通科・理数科・英語科の4つのクラスがあります。理数科と英語科は、入学後にクラスを変更できませんのでご注意ください。また、すべての学科・クラスともに、クラブ活動への参加が可能です。
高校2年次には、英語科は3週間、その他の科は1週間の海外研修を実施しています。これまでオーストラリアに行っていましたが、今年度より理数化はケネディー宇宙センターなどがあるアメリカ合衆国に行くことになりました。また、英語科の現高1生は、経済特区のマレーシア、教育水準の高いシンガポールへの海外研修となるそうです。
西武文理のキャリア教育は、3年間で学びたい分野や将来の夢を見つけることを目的に、「本物にふれる」ことを意識して、講師選定をしているようです。
大学受験に向けての施設的な環境も整っており、学校内の自習室はもちろん、川越駅から徒歩3分のところに、夜10時まで使える自習コーナーが準備されています。みんなが部活や学校活動を熱心に行いながら、大学受験に向けて学び続ける環境があります。


14 淑徳高校


東京都板橋区にあります。東武東上線ときわ台駅より徒歩13分のところにあります。2013年に新校舎が完成しました。ICT教育やアクティブラーニングに対応した「次世代対応型校舎」となっているそうです。
10年前に比べて、難関大学合格者が300名増加し、合格者現役率も88.7%となっています。コースは3つ。スーパー特進コースと特進選抜コース、そして25年という実績をもつ留学コースです。留学コースは高校1年生の夏から全員が1年間の海外留学(米・英・加・豪より選択)を休学せずにします。内進生との混在クラスで1クラス編成です。高校から入る場合は単願のみとなります。今年度は7月30日に留学コースの説明会が予定されています。人数が限られているので、他のコースよりも早め(10・11月頃)に個別相談がクローズするらしいので、志望校として考えている方は、説明会への参加をしたほうが良いでしょう。
学校全体の今年度からの取り組みとしては、21世紀のリーディング校をめざして「Sプロジェクト28」が始動しています。希望制の海外キャンプ、国際派リーダープログラム(きらめき未来塾・次世代リーダー養成塾・アジアユース人材育成プログラム・おもてなし親善大使)など、新たな自分と出会えるプログラムがあるようです。
今回、体育祭の様子が紹介されました。国立代々木競技場を会場に、クラスや学年の枠組みを超えて、自分の誕生月で春夏秋冬の4組に分かれて競うのが特徴です。四季長の生徒を中心に、生徒主体で行事をつくりあげている雰囲気がよく伝わってきました。勉強だけでなく、高校生活を思いっきり謳歌することも大事な時期。志望校選びの方法の一つに、行事参加を取り入れることも有意義だと考えます。


13 東京農業大学第三高校


東松山市にある東京農業大学の附属高校(共学)です。2015年からコースを再編し、Ⅰコース(進学重視),Ⅱコース(文武両道),Ⅲコース(スポーツ科学),中高一貫コースの4コースです。すべてのコースが6時間授業で放課後は部活動や講習などを自分で選択します。
次に各コースの大まかな特色です。
Ⅰコースは最難関大学への現役合格を目標をとし、1年次は習熟度別クラス(選抜2クラス)。2年次も習熟度クラス編成ですが、国立用・私立用に細分化されます。3年次は国立理系・国立文系・私立理系・私立文系の4編成になり、授業も演習中心に、さらに午後の授業は選択制をしき、各自の受験プランに沿った学習ができます。夏・冬・春の長期休暇には、各種講習への必修参加もあります。最大の特色は、Ⅰコースの生徒には、大学からの指定校推薦や系列の東京農業大学などへの推薦が使えないとのことです。川越東高校みたいです。
ⅡコースはGMARCH+理科大+東京農大への合格・進学を目標としたコースで、Ⅰコースとはコンセプトから異なります。要するに私立大学受験専門コースの感じです。しかし、2年次より国立大学志望の生徒には、相談の上Ⅰコースへの編入もあり、柔軟な対応だと思います。2年次・3年次は文系・理系のクラスや長期休暇中の講習への参加も希望すればできます。このコースは指定校推薦の利用や、系列の東京農大や東京情報大への優先推薦があります。
Ⅲコースはクラブ活動が最優先され、クラブの盛んな大学を中心に国公立や私立大学への進学を目指します。もちろん東京農大や東京情報大への推薦もあります。強化クラブとして、「陸上競技」「野球」「サッカー」「男子バスケットボール」「剣道」「男子ハンドボール」があり、全国大会や関東大会への出場・活躍を目指しています。ただし、このコースへの受験は農大三高の担当部活の顧問の先生の推薦が必要となりますので、一般の生徒が受験するのは少しきついかもしれません。その他、「吹奏楽」「チアリーダー」「演劇」なども近年活躍の場を広げています。
平成28年の大学入試実績も上がってきており、国公立大学(東京大学や東北大学など)23名,早慶上理+GMARCH 96名,他の私立大学732名,東京農大110名(優先入試:卒業生の約25%)で、現役進路決定率は90.8%です。
高校入試に関しては、個別相談をした上で、北辰偏差値+内申の両方を満たすことが条件で、さらに「確約」に近いものではありません。ご注意ください。なお、学業成績奨学生の規定は、10月29日の個別相談からはじまり、11月19日、11月26日、12月17日、12月24日と5回ありますが、先着順に10名ほどになるようです。


12 日本大学豊山女子高校


板橋区中台にある日本大学の附属女子高校、今年で開校50周年を迎えます。教育の2本柱は「国際交流教育」「キャリア教育」、今まで14,000人以上の卒業生を輩出し、社会でも多方面で活躍しているOGが多数います。東武東上線上板橋から徒歩15分、都内の学校ではありますが、都内在住の生徒約46%に対して埼玉県在住うの生徒が約57%と、埼玉県民の方が在籍生徒数としては多いようです。
部活動は体育部9部、学芸部18部と学芸部の数が多く、中でも放送部はNHK杯全国放送コンテスト全国大会で準々決勝まで進出する活躍をしています。
卒業後の進路も、日大の付属校なので卒業生240名のうち、127名が日大の各学部に進学しています。中でも医学部2名,歯/松戸歯学部5名,芸術学部15名をはじめ、日大16学部にまんべんなく進路が見受けられます。ちなみに、過去35年間の日大進学者のうち医学部66名、歯/松戸歯学部253名、薬学部226名と、女子高としては医薬系学部に多くの卒業生を輩出しています。他大学への合格状況も埼玉大学や国立看護大学校、星薬科大学、東京薬科大学、北里大学、杏林大学などの医療系だいがくが24名。青山学院大学、中央大学、法政大学、立教大学などの私大に41名と、他大学の合格も139名になります。
設置コースは3つ。A特進(国公立大学受験)クラス、N進学(日大進学)クラス、理数Sクラスです。興味をひくのが「カナダ海外英語研修」「ケンブリッジ大学での研修」「ハーバード・MITへの修学旅行」でしょうか。各クラスの特徴は、
A特進:最大限のサポートをモットーに、1日7時間の授業や放課後補習、英語教育に特化したラーニングコモンズ(生徒の指定席ありの個別学習環境)
N進学:安心感をモットーに、日本大学への進学を中心に据えたクラスで、部活動や生徒会活動の両立(日大合格率95%)、高2からの文理選択
理数S:アクティブラーニングをベースに、理科・数学に特化したクラスで、物理・化学・生物・数学の中から1つを選択し、より内容を深めた学習(実験・調べ学習、考察・レポート作成、英語での発表)を取り入れ、理系のエキスパートを育成します。
各クラスに共通して言える豊山女子の特徴は「チャイムなし」でしょうか。授業前や授業終了のチャイムはありませんので、自主・規律は鍛えられると思います。


11 叡明(えいめい)高校


男女共学校となり2年目を迎えました。565名の入学者数でした。地元の関心は高く、今年も近隣中学PTAの学校訪問者が数多く来校しているそうです。越谷レイクタウン駅徒歩5分の地に新設した校舎やグラウンド、食堂などを見学にくるPTAの団体が多くあり、越谷市内中学生の関心も高いようです。越谷レイクタウンと聞くと少し遠く感じられるかもしれませんが、北朝霞から武蔵野線一本で行けるので、かえって通学は便利になると言えます。
普通科は全部で4コースで、国公立・超難関私大 早稲田・慶応を目指す『特進選抜コース(奨学生)』、超難関私立大 GMARCHレベルを目指す『特別進学コースⅠ類・Ⅱ類(奨学生制度対応)』、中堅私大 成成獨國・日東駒専レベルを目指す『進学コースⅠ類・Ⅱ類』、有名私大 大東亜帝国レベルを目指す『進学コースⅢ類』があります。その他に情報科があり、潜在的な女子の力を注入してもらおうと、CG作成技術(デザイン技術やWebデザインなど)や情報モラルについての授業に力をいれ、専門学校や大学進学に対応しようとしています。
新校舎には「メディアセンター」という、パソコンを自由に使える場があり、授業には予備校講師によるネット配信授業やNHK高校講座など、ネットを活用した授業を取り入れています。さらに、効率よく大学合格が狙えるような無駄を省いた、思い切ったカリキュラムを実現していくそうです。実際にその取り組みが始まっているところです。


10 浦和麗明高校



武蔵野線・京浜東北線南浦和駅東口より徒歩10分のところにある女子高です。
平成30年度入試より男女共学高となる予定であるとの発表がありました。それにむけ、新校舎と新体育館の建設が始まります。
したがって、今年度平成29年度入試が女子高として最後の募集となります。コースについても若干変更があります。
まず『福祉進学コース』『ペットマネジメントコース』がなくなります。『保育進学コース』と『調理パティシエコース』は今年度も募集があります。
進学に特化したコースとしては、難関国立・私立大を目指す『特選コース』『特進(Ⅰ類・Ⅱ類)コース』、中堅私大を目指す『進学αコース』『進学コース』があります。これらのコースは入試当日点によるチャレンジ受験(コースアップ)が可能です。
どのコースにおいても、現状の課題とその解決の具体策が提示されました。生徒に寄り添い、生徒のより良いところを伸ばしていく試みが始まっています。また、奨学生制度の数値が他校に比べてチャレンジしやすいのと、3年間少人数で、きめ細やかな大学進学指導が受けられるのは魅力的かもしれません。
『進学コース』は2年時より、進学希望の「進学選抜」と、専門的な分野希望の「Ⅰ類:情報ビジネス、Ⅱ類:イラスト・美術、Ⅲ類:音楽」に分かれていきます。中学生の段階で普通コースと専門コースで迷っている人にとっては、高校に入って選択できるのはありがたいかもしれません。


09 秋草学園高校



狭山市にある女子校です。東武東上線のふじみ野駅からスクールバスで30分程度です。川越駅からもスクールバスが出ており、同じく30分程度です。
秋草学園では、確かな学力の定着を目指し、どのコースも月曜~金曜授業を45分×7時限とし、土曜日も講座を開催、進路希望に合わせて選択受講ができるようにしたそうです。近年は、看護・医療系を希望する生徒が増えているそうで、それに伴ったガイダンスや進学講座も開設しています。具体的な内容は、オープンスクールなどに参加するとよいでしょう。
コースは、特進選抜コース、進学選抜コース(α類・β類)、進学コース、幼児教育・保育進学コースがあります。特進選抜と進学選抜コースに奨学生制度がありますが、3年間保証ではなく1年更新で、逆に言えば、努力次第で一つ上の奨学生の切符を取得し、コースアップが可能となります。また。部活動奨学生推薦制度もあり(単願のみ)、県大会や関東大会以上に出場した人が対象となっています。内申基準などの詳細はみらい学舎にお問い合わせください。
また、オープンスクールに参加するとポイントが1点加算されますので、受験を考えている人は参加してみましょう。ただし、何回参加しても1点しか加算されませんので、その点は注意してください。


08 大妻嵐山高校



埼玉県比企郡嵐山町にある、大妻女子大学の付属校です。最寄駅は東武東上線「武蔵嵐山」で、校地のすぐ隣には「埼玉県立嵐山史跡の博物館」もあります。開校は昭和42年と古く、来年開校50周年にあたります。大妻女子大の付属校である特権として、大妻女子大への「特別推薦入試」制度があります。これは、大妻女子大への指定校推薦の権利を保持しながら、他大学受験ができるものです。近年3年間の卒業生たちの進路をみると、大妻女子大(内部進学):124名,国公立大(東京外国語,国際教養,東北,お茶の水女子,埼玉など):37名,早稲田・慶應・上智・東京理科・ICU:29名,学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政・立命館:86名,成蹊・成城・明治学院・國學院・武蔵・日本・東洋・駒沢・専修:153名…等、付属校ではありながら、他大学受験の結果も進学校のものと遜色のないものとなっています。
週に3日は7時間授業で、英語・数学は習熟度別クラス編成です。グローバル(英語),サイエンス(理数)教育に力を入れていて、ネイティブ講師による授業やイギリス・オーストラリア研修(希望制)の導入、国立研究開発法人科学技術振興機構による中高生の科学研究実践活動,タブレット端末を利用した授業も取り入れています。
部活動も美術部やダンス部は全日本学生美術展の入選や全日本ダンスコンクールに出場、ソフトテニス部は県大会ベスト8など活発に行われています。
平成29年度入試では、「スーパーアドバンス」クラス・「選抜」クラスの2コースでの募集となります。出願基準には加算ポイントも複数の種類があり、個別相談会にて確認してください。


07 自由の森学園高校


埼玉県飯能市の自然いっぱいに囲まれた学校です。寮もあります。東武東上線で川越駅まで行き、JR川越線に乗り換え、高麗川駅で下車。そこからスクールバス(所要時間20分)が出ています。始業時間が9時10分のため、朝霞・和光駅からは7時半少し前の電車に乗れば始業時間に間に合うそうです。
1985年に開校以来、点数によって能力を相対的に評価する「点数序列主義」に迎合せず、一人ひとりをかけがえのない「個」として育む教育を目指している学校です。実際に、定期テストはなく、代わりに自己評価表という、自分で自分を評価する通信簿のようなものがあり、「学習の記録」として在籍年数分、その記録が残る形となるそうです。授業も、これまで小中学校で受けてきたものとは違った印象をもつのではないでしょうか。3年間(中学もあるので、人によっては6年間)、それぞれの生徒たちがそれぞれの自分の「生き方」をじっくり考えていくことができる学校だ、とのお話もありました。
入試の仕方にも特色があります。今年度から、C単願という、2科(社or理から1科目と体or美or音から1科目)選択の授業入試を実施し、単なる筆記試験では評価できない部分で、その生徒の可能性を探ろうとする入試を始めるそうです。受験基準などもありますが、9月以降の学校説明会の際に、「入試体験会」を実施して受験基準の参考とするそうです。
まずは、様々な行事に参加してみて、気に入ったならば、個別相談会や入試体験会などに参加してみるといいでしょう。
最後に蛇足ですが大事なこと。この学校は「日々の食が人をつくる」という考えから、学食のメニューは全て手作りを貫いているそうです。


06 駒込高校



東京都文京区にある学校で、池袋駅東口から都バスに乗って約30分、「駒込千駄木町」のバス停を降りてすぐ目の前にあります。
電車では、三田線「白山駅」、千代田線「千駄木駅」、南北線「本駒込駅」が最寄駅です。
建学の精神は「一隅を照らす」。天台宗最澄の教えが根底に流れています。高校1年時には、比叡山研修があり、日常を離れて仏教修行生活を体験するそうです。この仏教教育と共に、グローバル時代に必要な国際理解教育・キャリア教育を柱としています。
昨年度「国際教養コース」が新設されましたが、今年度からは「理系先進コース」も新設されることになりました。そのほか、スーパーアドバンス、アドバンスA、アドバンスの3つのコースがあります。
説明会では、「国際教養コース」の現在の様子について、担任の先生からの報告がありました。
フランス語を英語で学んだり、異文化理解の授業や、プレゼンテーション能力を高める教育が取り入れられたりしており、生徒たちも積極的に授業に臨んでいるそうです。
また、学校全体としてICT教育を始めており、全ての生徒にタブレット端末を導入し、電子黒板も各教室に整備されたそうです。どのコースでも3か月、あるいは1年の留学も体験でき、単位互換制度があるので、3年間で卒業することができます。受験資格条件や試験科目について、特に国際教養・理系先進コースは他とは違う点がありますので、詳細についてはみらい学舎にお問い合わせください。


05 山村国際高校



坂戸市にある共学校です。平成11年から男女共学化し、1学年240名程度です。東武東上線の坂戸駅または若葉駅から徒歩12分程度です。
昨年までは、入試段階で特別進学コース,普通コースの2コースの選択でしたが、今度の入試は出願時の希望と入試での得点によって、特別進学コースA,特別進学コースB,普通コースの3コースにコース分けられます。2年生に上がる段階で再度、特別進学コースA,特別進学コースB,普通コース,ライフデザインコースの4コースに分かれます。したがって、まだどういった将来像にしたいかが決まっていない受験生にとっては、入学後1年間かけて自分の将来を考えての生活ができそうです。
特別進学コースAは、国公立・難関私大(GMARCH以上)合格を目標としたコースで、外部講師による放課後特別講座の実施や夏期・冬期のゼミもあります。H28年卒業生のうち、95.0%が大学へ、5.0%が専門学校への進学でした。
特別進学コースBは中堅私大(日東駒専以上)合格を目標としたコースで、部活動への参加もできます(放課後特別講座は希望制)。H28年卒業生のうち、59.0%が大学へ、7.7%が短大へ、25.6%が専門学校へ進学、2.6%が就職でした。
普通コースは、大東亜帝国以上の私大や短大、専門学校への進学を目標とし、部活動での時間も十分に確保できます。H28年卒業生のうち、44.5%が大学へ、14.3%が短大へ、29.7%が専門学校へ進学、7.7%が就職でした。
ライフデザインコースはまだ新しいコースです。食物・保育・服飾のどのコースも、大学との連携やバックアップがあり、魅力的な授業が展開されています。また、「女子栄養大学:食物」「山村学園短期大学:保育」「杉野服飾大学:服飾」への指定校推薦をもっています。こちらも、高校時から専門性を重視するわけではなく、進学重視型カリキュラムを採用しているため、全コース週6日制になっています。男子生徒の進路は主に、大学や専門学校への進学となっています。普通コースで入学した生徒が3年間の間に実力を上げ、上位層の大学合格も果たしているようです。
特色として、進路学習会やキャリアセミナーも取り入れ、生徒の進学や進路についてのサポートもできています。また、「国際」を校名に持つ学校なので、すべての授業に英語・国際教育の導入を実践し、放課後のEnglish Roomの設置(ネイティブ教師1人対生徒1~3名:予約制で15分程度)があり、これは生徒からの要望で、レベル別ニーズにあわせたレッスンをしています。
部活動では、バトントワーリング部が19年連続で全国大会に出場しています。入試に「セレクション」を取り入れ、バトントワーリング部の他、剣道・サッカー・陸上・野球・バレーボール・バスケットボール・吹奏楽部を一生懸命やっていこうという気持ちをもつ生徒を積極的に受け入れています。陸上は女子長距離選手を集め、駅伝での活躍を狙っているそうです。「勉学と共に、これらの部活動も積極的にやっていきたいという気概のある生徒さんは、まずはセレクションを受けてみてください! そして受験の気持ちが固まったら、必ず個別相談に来てください」と入試担当の先生はおっしゃっていました。


04 十文字高校



JR山手線大塚駅や巣鴨駅から徒歩5分の、通学しやすい女子高です。実際に埼玉県からの受験数が東京のそれよりも多いというデータも出ています。
今年度より「Move onプロジェクト」が始動しました。
①生徒の適正に合わせたクラス編成
(スーパー特選クラス、選抜クラス、進学クラスのコース編成)
②アクティブラーニングを通して能動的に学ぶ姿勢を身につける
③知的好奇心旺盛なリケジョを育てる
といった取り組みを開始したそうです。英語教育やキャリアプログラムをさらに充実させ、国公立受検にも対応した指導体制を図っていくとのことでした。実際にリケジョ希望者は増えており、理系学部への進学率が28.8%まで伸びています。
近年、女子中学生は制服にも重点をおく生徒が多いですが、十文字高校はセーラー服。外見をきっかけに、学校の中身や雰囲気を知りに学校説明会などに足を運んでみるのもいかがでしょうか?


03 城北高校



板橋区にある男子の進学校です。東上線上板橋駅から徒歩10分と、朝霞からは通学しやすいといえるでしょう。
中学校から上がってくる一貫生と高校から入学する生徒がいますが、高1では中入生と高入生は別のクラス・カリキュラムで勉強し、高2から文系コース・理系コースに分かれます。
昨年度と同様に、29年度入試も、推薦入試(1/22<日>募集20名)と一般入試(2/11<土>募集65名)がそれぞれ1回ずつ行われる形になります。昨年度は推薦入試で14名が入学しました。適性検査(英数国のテスト)を重視しており、どの教科も記述問題が付加されています。一般入試は、特定科目によるいわゆる「足きり」はありません。また、延納制度が補欠繰上げ合格者にまで適応されることになりました。
推薦・一般入試いずれも、実力で受ける試験です。数十点差の間で合否が分かれます。基本的な問題でミスをしない、日頃からの意識が重要です。


02 西武台高校


新座市にある共学校です。柳瀬川駅から歩くのが少し大変ですが、朝霞・和光から近い学校の1つです。また、北辰テストの会場としても利用されていますので、行ったことがある人も多いでしょう。
コース編成は4コース。特進Sコース(平日7時間、土曜授業あり)・選抜Ⅰコース・選抜Ⅱコース・進学コースがあります。特待生の対象は特進Sコースのみです。今年度はどのコースも基準値がおおむね1ポイントアップとなりました。これまで以上に勉学に励む生徒を求めているといえるでしょう。一方、部活動では県大会以上の活躍をする部が多いことも特色です。
各コースの単願・併願(特待生を含む)の内申や偏差値の基準はみらい学舎までお問い合わせください。部活動や検定、作品展、皆勤賞の条件も併せてご説明できます。なお、入試においてはスライド合格(当日の得点が良かった人は、上のコースに合格)があります。


01 明治学院東村山高校


東村山市にある男女共学の高校で、ヘボン式ローマ字で有名な宣教師ヘボン博士が創立した、キリスト教に基づく学校です。毎朝の礼拝が大切にされており、礼拝から学校の一日が始まります。明治学院中学から上がってくる一貫生と高校から入学する高入生がいます。
創立150周年にともない、正門が整備され、構内にビオトープができ、さらにはタータンと人工芝の、立派なグラウンドが整備されることになっています。
朝霞から行く場合、朝霞台(北朝霞)で武蔵野線に乗り換え、新小平駅下車徒歩25分です(駅から自転車通学も認められています。
2015年度より導入された「運動クラブ推薦制度」では、2016年度は5名の男子生徒(硬式野球部3名、バドミントン部2名)が合格となりました。今年度も引き続き実施されるそうで、アメフト部、柔道部、バドミントン部、硬式野球部、ラグビー部の5つのクラブが対象となっています。10月31日(月)が出願希望申し出期限です。
高校推薦入試の基準は、内申点に重きをおいていますが、外部模試の偏差値でも考慮してもらえるようになりました。詳しい数値はみらい学舎までお問い合わせください。
本校は明治学院大学の系列校になります。大学進学にむけて高校2年時からは、「受験コース・理系」、「受験コース・文系」、明治学院大学への「推薦進学コース」の3つのコースに分かれます。
「受験コース」の生徒に対しては、昨年度から“特A推薦”の制度が導入されました。これは、明治学院大学への推薦入学の権利を有したまま、他大学への受験ができる制度です。昨年度は3名が利用したそうです。
明治学院大学への推薦入学ができる「推薦進学コース」には約4割の生徒が進んでおり、明学大教授による特別講座や志望学部学科に分かれてのゼミの授業があり、系列校ならではの学びが得られるのが良いです。